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富士通「ESPRIMO WD2/B2」最上位構成の性能をチェック

省スペースでも写真や動画の編集が快適なQuadro搭載デスクトップPC

2017年10月08日 17時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

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「ESPRIMO WD2/B2」

 省スペースなスリムケースを採用した富士通のセパレート型デスクトップパソコン「ESPRIMO WD2/B2」。コンパクトな筐体にも関わらず拡張性が高いのが魅力で、PCI Express x16またはPCI Express x1に対応した拡張カードを取り付けて使用できる。また、直販サイト「富士通WEB MART」では、CPUやグラフィックス、ストレージ、メモリー容量などを選択して、自分のニーズにあった性能にカスタマイズも可能だ。前回ESPRIMO WD2/B2の外観や装備、使い勝手などを中心に紹介したが、今回はその気になるパフォーマンスをチェックしていこう。

高性能CPUとグラフィックスを搭載可能

 先述したように富士通WEB MARTでは、ESPRIMO WD2/B2購入時にCPUやGPU、ストレージなどの構成を自分好みにカスタマイズできる。CPUはCeleron G3930からCore i7-7700まで、GPUはCPU内蔵かQuadro P600のいずれかを選択可能(富士通によるメーカー保証の対象外になるが、GeForce GTX 1050も選べる)。

 今回試したESPRIMO WD2/B2は、CPUがCore i7-7700、GPUがNVIDIA Quadro P600、メモリが32GB(DDR4 SDRAM PC4-19200)、ストレージが1TB SSDという最上位の構成になっていた。どのくらいのパフォーマンスなのか、ベンチマークソフトで性能をチェックしてみた。まず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」では、次のような結果になった。

CPUはCore i7-7700が搭載されている試用機はGPUにNVIDIA Quadro P600が搭載されていた
試用機に搭載されているNVIDIA Quadro P600
WinSAT.exeの結果
プロセッサ 8.5
メモリ 8.5
グラフィックス 8.2
ディスク 8.15
WinSATの結果

 いずれもスコアが8を超えており、性能の高さがうかがえる結果になっている。ちなみに試用機のストレージはSATA III接続のSSD。CrystalDiskMarkでチェックしたところ、シーケンシャルリード/ライトが500~550MB/sとなった。

CrystalDiskMarkの結果

 続いてPCの総合的なパフォーマンスを見るPCMarkを試してみたところ、図のようにPCMark 8 Home acceleratedが4709、PCMark 10が4872という結果になった。ちなみにPCMark 10のスコアの詳細を見ると、パソコンの基本性能を示す「Essensials」が9211、ビジネスアプリでの性能を示す「Productivity」が7571と非常に高い数値。また、クリエイティブ系の性能を示す「Digital Content Creation」も4502と高スコアなので、日常的な作業はもちろん写真編集や映像編集なども快適にできそうだ。

PCMark 8 Home accelerated
PCMark 10の結果

 次に「CINEBENCH R15」を試したところ、OpenGLが120.10fps、CPUが860cbとなった。いずれの数値もよいが、とくにOpenGLはCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 630の2.5倍程度という高いスコアが出ている。試用機が搭載しているQuadro P600はOpenGLに最適化されたGPUで、写真や動画の編集、3DCG作成などに向いているとされるが、ベンチマークからもそれが裏付けられた形だ。

CINEBENCH R15の結果

 さらに3DMARKを試してみたところ、次の結果になった。

3DMarkスコア
Time Spy 1236
Fire Strike 3613
Sky Diver 12857
Cloud Gate 18303
Ice Storm Extreme 98999
Ice Storm 127008
3DMarkでは、ゲーミングPC向けの「Fire Strike」で3613というスコアになった

 Quadroは3Dゲーム向けのグラフィックスではないため、最新のGeForce GTXシリーズほど高いスコアが出ているわけではないが、少し前のGTXシリーズのミドルレンジ(GTX750)くらいのパフォーマンスはありそうだ。そこで、試しにゲーム系のベンチマークもいくつか実行してみた。まず、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4k」は次のようになった。

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4k
グラフィック設定 解像度 スコア 評価
低品質 1920×1080 20160 すごく快適
標準品質 1920×1080 16750 すごく快適
最高品質 1920×1080 13534 すごく快適
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4kの結果

 同様に「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編」と「FINAL FANTASY XIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」も試してみた。

FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編
1920×1080ドット 標準品質(デスクトップPC) 11230 非常に快適
1920×1080ドット 高品質(デスクトップPC) 5606 とても快適
1920×1080ドット 最高品質 5472 とても快適
FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編の結果
FINAL FANTASY XIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
1920×1080 標準品質(デスクトップPC) 9128 非常に快適
1920×1080 高品質(デスクトップPC) 4487 快適
1920×1080 最高品質 3836 快適
FINAL FANTASY XIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果

 スコアを見てわかるように、フルHDくらいの解像度なら十分快適に遊べるくらいの性能は持っている。写真や動画編集、3DCG、CADなどをメインに、作業の合間にゲームを楽しむくらいの使い方なら十分すぎる性能だといえそうだ。

クリエイティブ用途に向いた省スペースパソコン

省スペースながら基本性能や拡張性が高いのが特徴のESPRIMO WD2/B2

 ESPRIMO WD2/B2は、富士通WEB MART限定のカスタムメイドモデルで、最小構成だとCeleron G3930、4GBメモリー、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブというスペックになるが、8万8560円(18%OFFクーポン適用で7万2619円、10月5日時点)というリーズナブルな価格で購入可能だ。

 ちなみに、今回試した最上位構成(Intel Core i7-7700、Quadro P600、32GBメモリー、1TB SSD、BDXL対応BDドライブだと32万7560円(18%OFFクーポン適用で26万8599円、10月5日時点)という価格になる。決して安いわけではないが、そのパフォーマンスを考えれば十分妥当な値段ではある。

 とくに写真や映像編集、CAD、3DCG作成などのクリエイティブワークを快適にしたいと考えている人には、グラフィック処理が高く10bitの色深度に対応しているQuadroが選べるのは大きなメリット。購入候補として検討してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
製品名 ESPRIMO WD2/B2
CPU Core i7-7700(3.60GHz/最大4.20GHz)
グラフィックス Quadro P600
メモリー 32GB
ストレージ 約1TB SSD
光学ドライブ BDXL対応Blu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応)
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
インターフェイス USB 3.0 端子×6、USB 2.0端子×2、Mini DisplayPort端子×4、PS/2端子×1、マイク端子×1、ヘッドフォン端子×1、ラインイン端子×1、ラインアウト端子×1
サイズ/重量 およそ幅89×奥行343×高さ332mm/約6.8kg(縦置き時、設置台含まず)
OS Windows 10 Home(64bit)
富士通 FMV ESPRIMO DH

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