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MoguraVRのゲームとって出し第52回

ミニチュアの中で戦うような感覚

視点を切り替えて戦うVRシューティング「Out of Ammo」

2017年10月05日 08時00分更新

文● やましん/Mogura VR

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 今回紹介するのは視点を切り替えながら敵を倒していくシューティングゲーム「Out of Ammo」だ。銃を撃つVRゲームは数多くあるが、本作は一風変わったシステムのためか、リリースから一年以上たった今でもなお人気のある作品である。

 プレイヤーは軍人となり、自軍の基地を襲う敵部隊を撃破してゆく。本作では豊富な武器や基地の設備を利用できるため、できることは非常に多い。ビジュアルは決してリアルではないが、武器の操作などは現実に近いモノになっているため、臨場感は高めな印象だ。

 敵の兵士はありとあらゆる手段でこちらを襲ってくる。数も非常に多いため、適切に処理しないとすぐにゲームオーバーになってしまう。また、近~中距離での戦闘だけではなく、迫撃砲などで長距離攻撃をしてくる敵も現れる。的確に敵をさばいていく必要があり、常に緊張感がある。いわゆるタワーディフェンスに近い。

 敵はステージの遠くから接近してくるため、長距離攻撃のできる狙撃銃などで数を減らしておくとゲームを進めやすい。ロケットランチャーなどの重火器も使用できるため、密集したところに撃ち込めば一網打尽にすることもできる。しかしそういった協力な武器は弾数が少ないため、外してしまうとかなりの痛手になる。ここぞというときに使っていこう。

 このゲームの最大の特徴は「視点を切り替えられる」ことだ。プレイヤーは通常、自軍の兵士の視点で戦闘をするが、上空からの視点に切り替えて、自軍の兵士を指揮することもできる。見張り台や防御設備なども置くことができるため、戦闘を有利に進めることができるだろう。しかしプレイヤーが操作していない場合、兵士はCPUが操作することになる。このCPUがそこまで強くないため、プレイヤーは適時視点を切り替えながら戦うことになる。優秀な指揮官、そして優秀な兵士として、戦場をコントロールしよう。

 本作にはオンラインでの協力プレーも実装されており、仲間とともに押し寄せる敵を迎撃することもできる。敵は基地の全方位から押し寄せてくるシステムのため、シングルプレーは難易度が高いと感じる人でも協力プレーなら簡単にクリアができるだろう。

 本作はVRのFPSに戦略的な要素を組み合わせた、かなり珍しいタイプのゲームだ。「視点切り替えなどが少し複雑すぎる」という人もいるかもしれないが、そのぶん遊びがいがある。特に、自分が設置した施設やオブジェクトを、兵士視点に切り替えた際に有効活用できると「してやったり!」感が楽しめるだろう。

 少々ゲームに慣れたプレイヤー向けといえる作品であり、特にVRシューティングゲームを多くプレーしてきて、そろそろ変わり種がほしいというプレイヤーにはオススメできる。しかし、ポップな見た目に似合わずグロテスクな要素も若干あるため、苦手な方は注意が必要だ。

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