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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第190回

主要キャリアの2~3万円台のスマホのスピードはどんなもの?

2017年10月02日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII編集部

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 Galaxy Feel、arrows Be、Qua phone QX……本体価格を抑えめにしつつ、長く使えてスペックも高めなドコモとauのお手頃スマホ3機種を比較しているが、実際に使ってみるとどうだろうか? ベンチマーク、文字入力、通信速度、気になるスピードを測った。

Galaxy Feel

arrows Be

Qua phone QX

まずはQua phone QXがスペック&料金でリード

 比較しているのは、長く使うほどにオトクな「docomo with」対象モデルでもあるドコモの「Galaxy Feel SC-04J」と「arrows Be F-05J」。そしてauブランドでリリースされている「Qua phone QX」だ。本体価格は2~3万円台とキャリアが販売するスマホではお手頃の価格帯だ。

 そのなかでも2年間のトータルコストとスペックではQua phone QXがリードと判断した。まずはそのスペックのおさらいから。

  ドコモ
「Galaxy Feel
SC-04J」
ドコモ
「arrows Be
F-05J」
au
「Qua phone
QX」
メーカー サムスン電子 富士通 京セラ
本体サイズ 約67×138×8.3mm 約72×144×7.8mm 約73×146×8.9mm
重量 約149g 約141g 約139g
画面サイズ 4.7型 5型 5型
画面解像度 1280×720ドット 1280×720ドット 1280×720ドット
OS Android 7.0 Android 7.1.1 Android 7.1.1
CPU 1.6GHz
8コア
1.2GHz
4コア
1.4GHz+1.1GHz
8コア
ROM/RAM 32GB/3GB 16GB/2GB 16GB/2GB
メモリーカード microSDXC(256GB) microSDXC(256GB) microSDXC(256GB)
下り最大通信速度 262.5Mbps 150Mbps 150Mbps
4G対応周波数 2GHz(1)、1.7GHz(3)、800MHz(19)、1.5GHz(21)、700MHz(28) 2GHz(1)、1.7GHz(3)、800MHz(19) 2GHz(1)、800MHz(18/26)、WiMAX 2+(41)
キャリアアグリゲーション × ×
VoLTE
連続通話時間 1180分(LTE) 530分(LTE) 1300分(LTE)
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 1600万画素 1310万画素 1300万画素
インカメラ 500万画素 500万画素 500万画素
防水/防塵 IPX5/IPX8/
IP6X
IPX5/IPX8/
IP6X
IPX5/IPX8/
IP5X
ワンセグ連続視聴 960分 590分 ×
フルセグ連続視聴 × × ×
FeliCa
赤外線通信 × ×
NFC × ×
Bluetooth 4.2 4.1 4.2
MHL(HDMI) × × ×
Miracast ×
SIM形状 nanoSIM nanoSIM nanoSIM
バッテリー容量 3000mAh 2580mAh 2600mAh
Qi × × ×
生体認証 指紋 × ×
カラバリ Moon White、Indigo Black、Opal Pink Red、Black、White ホワイト、ピンク、ブラック

 スペックだけを見ればGalaxy FeelとQua phone QXが争い、arrows Beが若干見劣りするかな? という印象だが、MIL規格への対応をはじめ耐久性とそれにともなう“長持ち”という意味では、arrows Beにも数字だけでは判断しがたい魅力がある。

 さて、ここからは公式スペックだけではわからないところをチェックしていく。まずはベンチマークの結果から。

ベンチマークではGalaxy FeelとQua phone QXの一騎打ち

 使用したベンチマークアプリはいつものように「AnTuTu」と「3Dmark」。それぞれ3回計測し、トータルスコアをはじめ各スコアの最高値を掲載している。

(最高値) Galaxy Feel arrows Be Qua phone QX
AnTuTu 44362 27331 44315
3D 5888 1714 8312
UX 15406 12714 16320
CPU 17012 10460 14897
RAM 6262 2620 4789

 AnTuTuではトータルスコアでGalaxy Feelの勝ち。CPU、RAMの数値もトップ。サムスン製の8コアCPU「Exynos7870」は、コア数/動作クロックともに他を上回っており、順当な結果。とはいえ、Qua phone QXもわずかな差で、3D、UXとグラフィック関連のスコアでは逆に上になっている。この2機種と比べると4コアのarrows Beは差がついた。

Galaxy Feel

arrows Be

Qua phone QX

(最高値) Galaxy Feel arrows Be Qua phone QX
トータルスコア 296 53 327
グラフィックス 240 42 272
フィジックス 1698 727 1121

 3DmarkではトータルスコアでQua phone QXが逆転。やはりグラフィックスのスコアが高い。ただしGalaxy FeelもCPU関連の能力を測るフィジックスのスコアではQua phone QXに勝っている。

 どちらのベンチマークアプリでも、CPUなどの処理能力ではGalaxy Feel、グラフィック関連ではQua phone QXが有利という結果で、arrows Beは差のある3番手となっている。

500通スクロールはarrows Beがダントツでリード

 実際に操作してみるとどうだろうか。まずはスクロール速度のチェック。Gmailを500通あらかじめ受信しておき、上から下へ片手でスクロール、500通目に達した時間を競う。同じアカウントで3回計測(ストップウォッチ使用)し、その最速と平均タイムを調べた。

(最高値) Galaxy Feel arrows Be Qua phone QX
最速タイム 14秒93 5秒29 11秒88
平均タイム 18秒74 6秒22 15秒10

 結果、arrows Beが圧倒的に速い。というのも明らかに途中で表示を省略していたから。最初はスピーディーにサーッとスクロールが始まるが、途中からスクロールの速度がゆったりになりスクロールの動きに波がある。大きく指を動かしたほうが速いようだ。

Galaxy Feel

arrows Be

Qua phone QX

 次に速かったのがQua phone QX。こちらは終始流れるようにスピーディーなスクロール。ただし省略表示がさほど感じられないのと、途中で指が抜けるような、タッチに反応しないときがある。そのせいでスクロールがゆっくりになり時間をロス。Galaxy Feelは省略表示をしないようだ。そのため500通もさかのぼると動かす指が疲れてくる。スクロール自体は速く、使用していて気持ち良い。

意外とサイズが大きいarrows BeとQua phone QX
本体が滑りやすいGalaxy Feel

 続いて文字入力のテスト。Gmailの新規作成画面を使用し、いつもと同じ例文を片手操作でフリック入力。予測変換は使わず、全文入力&通常変換のみとする。時間はストップウォッチで計測。これも各機種3回ずつ測り、最速と平均タイムを掲載している。入力方法の変更、アカウントの設定以外は初期設定のままだ。

●入力文章
「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

  arrows SV AQUOS U DIGNO F
入力プログラム iWnn IME for Galaxy 2.3.3 Super ATOK ULTIAS 1.4.1 iWnn IME 2.10.0
最速タイム 50秒97 43秒76 45秒80
平均タイム 51秒78 54秒09 54秒03

 最速タイムではarrows Be、しかし平均タイムではGalaxy Feelがトップという結果。

Galaxy Feel

arrows Be

Qua phone QX

 arrows Beは5型というサイズもあり、片手操作では本体がやや大きい。ただ両手入力が良いのか? というとそこまでは……と感じるサイズ感。片手操作では端に指の届かないキーがあり、そのせいで持ち直すと画面が横画面に切り替わってしまうことも(設定で固定できるが)。しかしキーレスポンス自体は良く、スムーズにいけば一気にタイムが縮む。片手ではバラツキが生じるようだ。

 実はQua phone QXはarrows Beよりも厚みを強く感じて、さらにやや片手での操作がしにくい印象。見るのと持つのとではだいぶ印象が違う。片手操作では指に載せる不安定な持ち方になり、誤入力が多くなる。スムーズにいけばarrows Be同様タイムは縮むのだが、両手で入力したほうがやりやすいかも。

 一方のGalaxy Feelは50秒前後でタイムが安定。やはり一回りコンパクトなこともあって片手操作しやすく、キーボード全体に指が届く。しかし筐体が滑りやすく、操作中に不安定になりやすい。すると当然に入力速度が落ちたり、誤入力が生じる。カバーをつけて滑りにくくしたほうが操作はしやすそうだ。

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