このページの本文へ

UCSサーバー/HyperFlex HCIシステムに対応するクラウド型管理ツール

分散DC環境をシンプルに一元管理、シスコが「Intersight」発表

2017年09月29日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 シスコシステムズは9月26日、「Cisco UCS」サーバーおよび「Cisco HyperFlex」ハイパーコンバージドインフラ(HCI)システム向けの管理プラットフォーム「Cisco Intersight」を発表した。分散データセンター環境をシンプルに一元管理できるクラウドサービス(SaaS)であり、機械学習、アナリティクス、自動化の機能や、多数のユーザー知見などに基づきシステムの運用管理効率を向上させる。基本機能は無償で利用できる。

「Cisco Intersight」の概要。世界中に分散するシステムに対し、一元的な管理手段を提供する

 Cisco Intersightは、Cisco UCS/HyperFlexのシステム管理プラットフォーム。グローバルに分散したデータセンター内のシステムに対し、一貫したポリシーに基づくシンプルな運用管理を実現する。クラウドからSaaS型で提供されるため、管理サーバーをオンプレミス導入する必要もなく、常に最新の管理機能が利用できる。

 PCやモバイルデバイスからアクセスできるIntersightのポータル画面(ダッシュボード)は、ユーザーの役割(ロール)に基づいてカスタマイズが可能。UCS/HyperFlexから収集したテレメトリデータを可視化し、詳細情報へドリルダウンできる。

Intersightのダッシュボード

 また、UCSの「サービスプロファイル」とオーケストレーションとを連携させた設定/管理ポリシーに基づき、システム運用管理プロセスの自動化を促す。

 さらにIntersightでは、運用管理を支援する“インテリジェンス”も提供される。具体的には、シスコによる認定構成や検証結果、他のUCSユーザーが共有したベストプラクティスなどを学習し、レコメンデーション(推奨)エンジンがプロアクティブな警告や誘導、サポートを行うという。

 またプラットフォームとして、オープンなAPIを介した拡張性も持っており、シスコの他製品や他社インフラ製品、「Ansible」や「Chef」「Puppet」といった自動化ツールなどとの連携も可能となる。

Intersightの主要なポイント

 Intersightの提供開始は今年11月からの予定。シスコでは提供する機能を段階的に拡張していく計画。

 グローバルなモニタリングやインベントリ情報の集約、ダッシュボードといった基本機能を提供するBaseエディションは無償で利用できる。ポリシーベースの管理機能やアナリティクス機能を提供するEssentialエディション、およびより高度な管理/アナリティクスなどの機能を備えるStandard、Advantageエディションは有償となる(上位2エディションは2018年の提供開始予定)。

Intersightはサブスクリプションモデルで提供される。Baseエディションは無償で利用できる

カテゴリートップへ

ピックアップ