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簡易オーバークロックでお手軽高速化に挑戦

理想の最強PCに! Core XのハイエンドPCをBTOでさらに爆速カスタマイズ

2017年10月05日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

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「LEVEL-FA29-LCi7SX-XNVI」

 パソコンに興味があるなら、多コアCPUのCore Xシリーズが気にならない人はいない。そして、高速なCPUを使うのであれば、それに見合うようストレージはNVMeのSSDにしたいし、メモリーも64GBは欲しい。光学ドライブは……といったように、どんどんとほしいスペックが具体的になっていく。とはいえ、パソコンのスペックを考えたところで、理想通りの1台が売っていることはまずなく、大抵の場合は近いもので妥協することになる。

 イチからパソコンを自作できるような人であれば自分で何とかできるだろうが、みんながみんな自作できるわけでもない。そこでおすすめなのが、パソコンメーカーのBTOパソコンだ。基本スペックは決まっているものの、豊富なパーツから選んでカスタマイズできるため、より凝った、理想に近いパソコンが手に入れられるのだ。

熱がこもらない大型メッシュケースに水冷クーラーが標準の
「LEVEL-FA29-LCi7SX-XNVI」をベースにカスタマイズ

 ゲームからクリエイティブな作業まで、万能に使える最強クラスの性能を持つパソコンを考えてみよう。CPUは10コアの「Core i9-7900X」、グラフィックはGeForce GTX 1080Tiあたりが必須条件で、あとはこのハイエンドパーツをしっかりと動かせる環境として、熱を逃しやすいメッシュケース、CPUを強力に冷却できる水冷クーラーあたりがほしいところだ。

 この条件を満たしたBTOパソコンを探してみたところ、iiyamaPC LEVEL∞の「LEVEL-FA29-LCi7SX-XNVI」にたどり着いた。とくにメッシュを多用した「CoolerMaster MASTER CASE 5」は通気性に優れており、高スペックなパソコンにピッタリといえるだろう。また、標準でGPUがGeForce GTX 1080Tiということ、水冷クーラーを搭載していることもポイントだ。つまりCPUさえ変更すれば、理想のスペックそのものになる。

前面、天面、背面がメッシュで通気性に優れた「MASTER CASE 5」がっしりと重量感があり、振動によるビビリ音もほとんどない

 まずはCPUからカスタマイズしていこう。標準では6コアの「Core i7-7800X」だが、これを10コアの「Core i9-7900X」に変更。メニューから変更したいパーツをクリックするだけでいいという、非常にわかりやすいものだ。また、カスタマイズしたパーツは右上に「カスタマイズ済み」と出るので、何を変更したのかわかりやすいのもうれしい。

BTOパソコンのいいところは、スペックを好きに変更できる点。CPUを変更するのも、メニューから選ぶだけでいい

 このCPUを冷却するのは、Asetekの簡易水冷クーラー「550LC」。12cmのラジエーターとポンプが一体化されており、メンテナンスフリーで使えるのが特徴だ。対応するCPUの幅が広いので、BTOパソコンや自作パソコンで多く使われている、実績のあるパーツだ。高速なCPUを搭載するのであれば、強力に冷やせる水冷クーラーだと安心感がある。

12cmのラジエーターが一体化されている水冷クーラー。CPUから出た熱は液体にのって移動し、ラジエーターから直接外部へと排出される

 これでほぼ理想のスペックとなったが、もうひとつこだわっておきたいポイントがある。それが、SSD。標準で250GBのNVMe対応SSDとなっているのだが、同じNVMeでも製品によって速度が違い、とくにライト性能が大きく変わってくる。

 せっかく高速なCPUを使うのであれば、SSDもそれに見合うものにしたい。そこで、SSDは「Samsung 960 EVO」へと変更した。容量も250GBから500GBに倍増するため、容量面でもかなり余裕を感じるだろう。

超高速SSDのSamsung 960 EVO。NVMe対応のSSDの中でも屈指の速さとなるため、速度を重視するなら可能な限り選びたい

 GPUは標準でGeForceGTX 1080 Tiとなっているモデルを選んでいるので変更はなし。実際に搭載されているグラボはASUSの「TURBO-GTX1080TI-11G」で、ファンの軸受に2つのボールベアリングを採用した“デュアルボールベアリングファン”仕様となっているのが特徴だ。これによりファンの寿命が伸び、長期間安心して使えるのがうれしい。出力はDisplayPort 1.4×2、HDMI 2.0×2の合計4つを備えている。

GPUはGeForceGTX 1080 Tiが標準。ほとんどのゲームを不満なくプレーできる、ハイエンドクラスの性能をもつ

 最終的にどんなスペックのパソコンとなってるのかまとめておこう。最強クラスの性能となるため価格はかなり高くなってしまっているが、どんな用途でも不満なく使えるのは間違いない。

本体背面
試用機の主なスペック
機種名 基本スペック カスタマイズ後
CPU Core i7-7800X(2.5GHz) Core i9-7900X(3.6GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1080 Ti(11GB GDDR5X)
チップセット X299チップセット(ASUS X299-A)
メモリー 64GB
ストレージ 250GB SSD NVME M.2(PCI Exp.3.0×4)、1TB HDD 500GB SSD(Samusung 960 EVO)/NVMe M.2(PCI Exp.3.0×4)、1TB HDD
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース USB 3.0端子×6、USB 3.1端子、USB 3.1(Type-C)端子、USB 2.0端子×2、DisplayPort 1.4×2、HDMI 2.0端子×2、アナログ8chサウンド、有線LAN端子、S/PDIF出力端子など)
サイズ およそ幅235×奥行520×高さ550mm
OS Windows 10 Home(64bit)
価格 31万6418円 42万6535円

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