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体験にこだわったフロア型スピーカー「BeoLab 50」も

Bang & Olufsen初の有機ELテレビ「BeoVision Eclipse」、その体験は?

2017年09月24日 13時30分更新

文● 小林 久 編集●ASCII

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テレビというより、高音質なサラウンドシステム

 一方、BeoVision EclipseはLGと共同開発した有機ELテレビで、55型と65型の2種類がある。B&Oの高音質なスピーカーにLG製の4K/HDR対応パネル(HDR 10/Dolby Vision対応)を組み合わせ、「最高品質のスピーカーに有機ELパネルを付けた“ビデオシステム”」としている。

 単体で3ch(左右+センターで合計450W)の再生ができる。テレビでなく、敢えてビデオシステムと呼ぶのは、スピーカーの追加で最大7.1chサラウンドまで拡張できるためだ。その際、本体にサウンドモジュールを内蔵しており、AVアンプの追加は不要だ。USB HDDへの録画機能も持つ。

 アルミボディの本体には専用スタンドが付いていて、画面が左右に90度スイベルする。さらに支柱の部分は、円形プレートの中心ではなく円周近くに固定されていて、画面を前にせり出すこともできる。なお、オプションで壁掛け用のブラケットがあるが、これも60度のスイベルが可能。デザイン性も配慮し、ファブリック素材のスピーカーカバーを5色用意する。

 機能としては、webOS 3.5搭載のスマートテレビで、AirPlay、Bluetooth、Chromecast、DLNAなどにも対応する。NetflixやAmazon Prime Video、DAZN、TSUTAYA TVといった映像配信サービス、SpotifyやTuneInなどの音楽ストリーミングサービスも利用できる。

 HDMIは端子はスピーカー部に4系統、ディスプレー部に4系統装備。

 本体サイズと重量は55型が幅139×奥行き12.2×高さ99.5cm/33.1kg。65型は幅161.1×奥行き12.2×高さ111.8cm/41.8kg(ともに本体のみ)。フロアスタンドの重量は25.2kg、壁掛け用のブラケットは8kgだ。

 BeoLab 50は税別475万円、BeoVision Eclipseは55インチが税別171万3000円から、65インチが226万9000円からと気軽に買える機種ではないかもしれないが、最上級の体験を提供する製品と言える。

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