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MoguraVRのゲームとって出し 第50回

ハイクオリティーでグロテスク、有名タイトル開発者も参加

リアルな昆虫型エイリアンを撃ちまくるVRFPS「Gunheart」

2017年09月21日 11時30分更新

文● やましん/Mogura VR

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 今回紹介するのは、グロテスクな虫たちが徘徊する未知の惑星を探索していく協力型のVRシューティングゲーム「Gunheart」(Steam価格3480円)。他のプレイヤーと協力してステージをクリアーできるCo-op機能を搭載しているため、友人と一緒にワイワイ楽しめる魅力もある。本作はHTCの「VIVE」と「Oculus Rift」でプレーできる。

 プレイヤーは未知の惑星に巣食う無数の昆虫型エイリアンを、銃やクロスボウ、壁に当てると跳ね返る射出式のカッターといった武器で倒しながら先へ進んでゆく。移動はワープ方式となっており、単純に移動しているだけでも冒険気分を十分味わえる。

 ステージを進めてゆくと、こちらを攻撃してくる昆虫型エイリアンと遭遇する。昆虫型エイリアンは飛行したり、ジャンプしたりと人間とは違うトリッキーな動きをするため、初期装備ではなかなか攻撃を当てにくい。プレイヤー自身が射撃の腕を磨くか、早めに武器をアップグレードしよう。非常にリアルなグラフィックの昆虫型エイリアンに接近されると、虫が苦手な筆者は思わず身震いしてしまった。

 惑星の風景はどこを見てもリアルで、美しいとすら感じる。崖や段差をワープで移動していくのだが、かなり下の方まで見えてしまうため、ヒヤッとすることもしばしば。

 また、さまざまな場所にアイテムが隠されているため、すべてを探すのは結構大変だ。ちなみにステージはランダム生成されるため、基本は同じでもプレーするごとに違うつくりのステージが楽しめる。

 武器も豊富に用意されており、好きなようにカスタマイズしてステージに挑むことができる。新しい武器はステージで稼いだコインで購入できるが、武器はロビーでしか購入できないため、次のステージに入る前には忘れずに購入しておこう。

 本作の開発には、完成度の非常に高いVRシューティングゲーム「Robo Recall」を制作したスタッフや、大型TPSタイトル「Gears of War」の制作に携わったスタッフが参加している。それゆえか難易度はVRシューティングゲームの経験者向けにつくられており、初心者にはやや厳しいように感じた。ゲーム内で覚えるべきスキル等が多いうえにチュートリアルも簡素なため、操作も少しわかりにくい印象がある。

 一方で作品自体の完成度は高く、「Robo Recall」や「Arizona SunShine」といったタイトルと比較しても引けを取らない。VRシューティングゲームに慣れたプレイヤーには非常にオススメできるので、他のVRシューティングを経験したプレイヤーは、本作をプレーすれば間違いなく楽しめるだろう。Steamでの評価も高いため、ぜひ一度はプレーしてみてほしい。ただし、虫が苦手な人は要注意だ。

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