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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」第181回

iPhone発表イベント前日の準備の話

2017年09月12日 15時30分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII編集部

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昨年の発表イベントの様子。ネット上に噂がいろいろ流れてしまっていても、実際のイベントでどういう発表がなされるのか、その雰囲気を含めて楽しみであるのは変わりません

 シリコンバレーが最も騒がしくなる日の1つ、AppleのiPhone発表イベントがいよいよ12日(現地時間)に迫りました。この原稿を書いているのはいつもどおりにWeWork Berkeleyの月曜日の朝ですが、明日からの数日間は、Appleのキャンパスに通って、新型iPhoneを含む新製品の発表イベントの取材を予定しています。

 そこで、ちょっと発表日前日の準備の話を書いておこうかと思います。ある意味、ガジェットトーク、アプリトーク、ちょっとした取材の裏側という、あまり表に出ないお話になるかと思います。

 と、原稿をまとめている裏で、筆者は筆者で、明日の動きのシミュレーションと、忘れ物防止の機材リストの作成を兼ねています。ここに書き漏れたものがあると、忘れ物をすると言うことになるので、慎重に進めていきたいと思います。

Apple本社があるクパチーノへの移動を考える(往路)

 Appleのイベントは、すでにアナウンスされているとおり、カリフォルニア時間の午前10時から開催されます。今回の場合、9月12日午前10時(現地時間)に開始です。ただ、移動やプレス登録などの準備もあるため2時間前集合が基本です。つまり、午前8時に開場に入る、ということです。

 iPhone発表イベントについては、2014年はクパチーノにある大学のホールでしたが、2015年、2016年はサンフランシスコ市内の中心部にあるビル・グラハム・シビック・オーディトリウムで開催されました。そのため、一昨年、昨年は、バークレーから電車で1本、30分くらいの移動時間で開場入りできました。

 ところが今回はご存じのとおり、クパチーノにAppleが建設中の新しいキャンパス、Apple Park内にあるSteve Jobs Theaterでの開催となります。そのため、バークレーに住んでいる筆者は、朝8時までにApple Parkまでクルマで移動することになります。

 本連載でもときどきご紹介していますが、サンフランシスコやシリコンバレーを含む、「ベイエリア」地域の通勤ラッシュの渋滞は、非常に厳しいものがあります。単純計算でラッシュ時は通常の所要時間の2.5倍はかかります。これをいかに避けて、最速ルートを辿るかが重要になります。

 バークレーからApple Parkのルート検索をしてみると、通常時は1時間ちょっとで到着します。サンフランシスコ市内を通らずに、バークレー側のイーストベイをサンノゼまで南下し、そこからクパチーノを目指して西へ進む、というルートです。

 渋滞していても、このルートを通る方が良いのだろうなと考えていますが、2.5倍かかる可能性を考慮すると、午前8時到着を目指すなら、午前5時半には家を出ないと怪しいという状況。早く着く分にはいいわけで、おそらく朝は午前5時に出発しようと思います。

クパチーノからの移動を考える(復路)

 行きと同様に、帰りの渋滞も考慮しなければなりません。速報記事を書く時間を確保しながらバークレーに帰る、最も効率的な時間の使い方を見つけ出さなければならないのです。

 バークレーからシリコンバレーに通う友人がよく指摘するのは、中途半端な時間に出るんだったら、もう2時間オフィスにいた方が、1時間遅くなるだけで帰宅できるというものです。たとえば夕方5時にオフィスを出て家に着くのが7時半だとすると、午後7時に出れば8時半に着くというのです。若干時間がゆがんでいるような感じもしますが。

 Appleのイベントは、どんなに長くても2時間程度で終わります。つまり午前10時スタートだと午後0時までには終了。そこからタッチ&トライが行なわれ、こちらも長くて1時間半。つまり午後1時半にはすべてが終了している、というわけです。

 ただ、今回は初プレスイベント開催となるApple Parkをゆっくり見て回ったり、写真を撮ったりしたいので、グズグズしていると午後2時ぐらいになってしまうかもしれません。すると1時間で北上していったサンフランシスコ市内周辺はすでに帰宅ラッシュのまっただ中という状態になってしまいます。

 そのため、サンノゼ周辺で原稿を書く場所を確保して、夜に道路が空いてくる時間帯まで作業時間に充てた方が得策じゃないかと思いました。午後2時から40分ほどでサンノゼ市内に入り、そこから夜7時頃まで作業をして、1時間半かけてバークレーに戻るという作戦でいきたいと思います。

撮影機材と写真の取り回し編

 さて、お次は機材です。今回撮影するものは、Apple Parkの建物やランドスケープ、スペシャルイベント、タッチアンドトライの3つのシーンが考えられます。

 シンプルにするため、写真は愛用中のFUJIFILM X-T10、ビデオはiPhone 7+DJI OSMO MOBILE(ジンバル)の組み合わせに統一しようと思います。

 X-T10には、18-135mmのズームレンズを基本にしようと思いますが、16mmの広角レンズも装着して、ランドスケープを取る際に使おうと思います。このレンズは近接撮影にも対応するため、タッチ&トライでデバイスに接近しての撮影にも活躍するかもしれません。

 電池の心配もしなければなりません。500枚近く撮影するイベントのステージの撮影で、2個くらいは使い果たしてしまいます。そのため、3つ目、4つ目の電池を忘れずにポーチに入れ、しかもどちらも充電を確実にしておかなければなりませんね。

 またiPhoneとジンバルの組み合わせについても、朝、Apple Parkの風景をビデオで撮影する際に使うため、ステージ中、カバンの中でモバイルバッテリーでの充電をしておく必要があります。もし施設のWi-Fiが拾えれば、データはiCloudフォトライブラリに送られるため、あとから共有可能な状態になるでしょう。この仕掛けについては後述します。

 イベントのステージが終わったら、デジカメのデータはiPad Proに読み込んでおきます。こちらもWi-Fiが拾えていれば、写真はiCloudフォトライブラリに送られていくことになるはずです。

 そのあとで新しい電池とフル充電の撮影機材でタッチ&トライに臨むという算段です。

 イベント中、Wi-Fiで写真をiCloudフォトライブラリに送り込みたい理由は、そうすると、家で待機させてある古いMacBook Proに同期され、立ち上げてあるアプリによって、GoogleフォトとFlickrにバックアップされるためです。それならばあとで記事を作成する際、写真をURLで送り込むことができるため、回線が細い環境でも対応できるようになります。

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