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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第524回

2匹が出会うとき……カメラは絶対手放せない瞬間が来る!

2017年09月04日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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必ずしも出会いがフレンドリーとは限らない!

 いやあ、猫が出会う瞬間ってフォトジェニックでよいですな。

 でも平和でラブリーなフォトジェニックだけじゃないのである。

 特に猫がまだ若い場合、出会った瞬間に戦いがはじまることも!

 これも一瞬の攻防が見逃せないので、瞬時にシャッタースピードを速くしてチャンスを逃がさぬよう追い、たくさん撮るべし。

 撮影した中から、一番真剣な目をしてた1枚をピックアップしてみた。両前足がカマキリのポーズのように上がってて迎撃準備OK感がたまらん。

両前足を上に上げてカマキリ殺法のサビネコvsちょっかいをかけるハチワレ。さてこの攻防の結果は?(2015年9月 富士フィルム X-T10)

両前足を上に上げてカマキリ殺法のサビネコvsちょっかいをかけるハチワレ。さてこの攻防の結果は?(2015年9月 富士フィルム X-T10)

 一進一退の攻防が続いたあと、サビネコが隙を見てハチワレにタックル。耳を寝かしての本気タックルでハチワレがごろんとひっくり返された。

 動きが速いのでシャッタースピードを1/1000秒にアップ。

猫の一撃は素早いので、一瞬を見逃さずに撮るべし(2015年9月 富士フィルム X-T10)

猫の一撃は素早いので、一瞬を見逃さずに撮るべし(2015年9月 富士フィルム X-T10)

 かと思いきや、そのままくるっと回り込んで上から押さえ込んだのであった。

上手に体制を入れ替えたハチワレのドヤ顔であった。肉球が黒いのもまたよし。もっともこの後しばらく取っ組み合っていたのだけれども(2015年9月 富士フィルム X-T10)

上手に体制を入れ替えたハチワレのドヤ顔であった。肉球が黒いのもまたよし。もっともこの後しばらく取っ組み合っていたのだけれども(2015年9月 富士フィルム X-T10)

 猫のお遊び取っ組み合いなので(本気の喧嘩かどうかは見てるとよくわかる)どっちが勝ったとかないから安心して楽しめる……プロレス観戦みたいなものか。

 形勢逆転したときのハチワレのドヤ顔もよし。

 芝生の上ってのもよし。

 ちなみにこの猫プロレスは猫が多いので有名な尾道で撮影したもの。また行きたいぞ尾道。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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