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魅惑のXperia周辺機器 第68回

Gooogleアシスタントが使えるヘッドセット「SBH56」:Xperia周辺機器

2017年08月27日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集●南田ゴウ

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 ソニーはXperiaやAndroidスマートフォンとの連携を意識したヘッドセット「SBH」シリーズをラインアップしています。先日ワイヤレスステレオヘッドセット「SBH56」が登場したので、さっそく購入して試してみました。

 SBH56の本体サイズは約59.2×24.1×15.2mmで重量は約17.4g。一般的な使い捨てのライターよりも小さく、身に着けてもジャマにならないサイズ感です。Bluetooth4.2に準拠しており、対応プロファイルはHSPとHFP、A2DP、AVRCP、HID。音声コーデックはSBCとAACに対し、2台までのマルチポイント接続にも対応します。

 公称値の連続待ち受けは最大250時間、連続通話はヘッドホン利用時で約7時間、スピーカー利用時で約3時間。音楽再生は約6時間、充電時間は約2時間です。

 本体の後ろにはクリップがあり、シャツなどにカンタンに取り付けられます。物理ボタンはカメラキーとマルチファンクションキー、ボリューム(音量)キー、電源ボタンです。マルチファンクションキーは、音楽メディアの再生や一時停止、通話用のボタンとして使えます。充電端子は最近のXperiaシリーズと同様、両面挿しのUSB Type-Cです。

 付属のイヤフォンは、小さいながらもきちんとソニーのロゴが入っています。イヤーピースはS/M/Lサイズがそれぞれ2個用意されており、耳のサイズに合わせてフィット感を調整できます。ただし、質感はそれなりです。こだわる方は自分好みのイヤフォンに変えてもよいかもしれません。

 さて、SBH56をXperiaとペアリングしてみましょう。もはや定番ではありますが、XperiaとSBH56のNFCマーク近づけると自動でペアリングしてくれます。SBH56はスピーカーを搭載しているので、ペアリングすると「ピコピコリーン♪」と音で接続完了をお知らせしてくれます。

 SBH56の各機能を利用するには、Xperiaにアプリをインストールする必要があります。アプリ名はそのままズバリ「Bluetooth Headset SBH56」です。

 このアプリを使うと、カメラキーを押した場合に動作させるかを設定する“カメラキー設定”と、着信中に発信者名を読み上げるかどうかの“発信者名読み上げ”の2つの機能をオン/オフできます。

 XperiaとBluetooth接続して音楽を聞いたり通話したりする場合は、必ずしもイヤフォンは必要ではありません。イヤフォンがなくても、本体内蔵のスピーカーで音声が聴けます。小出力のモノラルスピーカーのため大きな音は出せませんが、周囲の音を聞きつつハンズフリー作業が可能です。

 着信があれば電話帳に登録されている名前を読み上げてくれるため、Xperiaの画面を見なくても事前に誰からかかってきたかが判別できるのも便利です。

 カメラキーを長押しするとXperiaのカメラアプリが起動し、カメラキーを短く押すとシャッターを切れます。カメラアプリが起動している状態で2回短押しするとSBH56のスピーカーからカウントダウンが流れ、セルフタイマー撮影も可能です。手ぶれを気にせずXperiaのカメラを離れたところから操作できるため、多人数で撮影する際に重宝しそうです。

 「これはイケる!」と思った点は「Googleアシスタント」に対応していること。SBH56のマルチファンクションキーを長押しすると、XperiaのGoogleアシスタントが自動で起動します。

 そこで「明日の天気は?」「音楽を再生して」「品川まで電車で行く方法を教えて」「上映中の映画を教えて」「今日のニュース」「YouTubeで○○の動画が見たい」などなど話しかけると、その“答え”がSBH56からそのまま音声で返ってきます。

 まだまだ万能とまでは言えないものの、音声で情報をお知らせしてくれるあたりは「Xperia Ear」にもちょっぴり似たような感じです。

 ただし、先述のとおり本体のスピーカーはモノラルなので、音楽視聴に過度な期待はできません。音声用コニュニケーションツールという割り切った使い方と、イヤフォンを接続してワイヤレスヘッドセットとしてを使い分けるのがよさそうです。

 以前この連載でご紹介した「ambie sound earcuffs(アンビー サウンドイヤカフ)」を装着すると、ステレオイヤフォンでも周囲の音(雰囲気や状況)を把握しつつ、音楽を聴いたり通話したりというコミュニケーションツールとして使えました。付属のイヤフォンに限らず、自由に付け替えて活用するのもよさそうです!

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