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“無償オーバーホール”も受けられる!

Core X搭載の”Premium-Line”タワーPCはただ高性能なだけじゃない!

2017年08月24日 17時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

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「Premium-Line X299FD」

 CPUに、従来の4コアを超え最大10コアとなるCore Xシリーズを採用したサイコムの「Premium-Line X299FD」。単純なスペックの高さはもちろんだが、パーツ選定、組み立て、サービスに至るまで、こだわり抜かれた“Premium-Line”の魅力を探ってみよう。

高速CPUを強力に冷やす!大型ラジエーターの水冷クーラーを採用

  今回試用したPremium-Line X299FDの構成は、CPUにCore Xシリーズ最上位となる10コアのCore i9-7900X(3.3GHz)を採用したモデル。このCPUはコア数が多いだけでなく、メモリーのチャネル数4から8へと強化されており、より大容量のメモリーへ高速にアクセスできるというメリットがある。

 ただし、高速なCPUだけに発熱も大きく、小型のクーラーでは冷却が間に合わない。そのためPremium-Line X299FDでは、12cmファンを2つ搭載可能な大型ラジエーターの水冷クーラーを採用し、しっかりと冷やせるように工夫されている。これにより、CPU本来の性能をフルに発揮できるようになっているわけだ。

ソケットはLGA1151よりも大きな、LGA2066を採用。メモリースロットが8つ並んでいるののも、LGA1151マザーボードと大きく違う点だ
12cmファンを2つ取り付けられる大きなラジエーターを採用。ケース天面に固定されており、熱をケース外へと素早く放出できるよう配置されている

 実際にCPUの性能をチェックしてみよう。定番の「CINEBENCH R15」のスコアーは、驚きの2199cb。高性能なゲーミングパソコンでの採用が多いCore i7-7700K(4.2GHz)のスコアーは970cb前後なので、単純に2倍以上も高速だということになる。いくらCINEBENCH R15がマルチスレッド処理に強いベンチマークソフトだとはいえ、この性能差は圧倒的だ。

CGレンダリングでCPU性能をチェックするベンチマークソフトの「CINEBENCH R15」。マルチスレッド処理の強さが出るベンチだが、余裕の2000cb超えはさすが
CPUのコアは10だが、ハイパースレッディングにより最大20スレッドの処理が可能。OSからは20の論理プロセッサとして認識される

 もちろん高速なのはCPUだけではない。BTOでカスタマイズすれば、ストレージにNVMe対応のSSDを選択できるのだ。例えば価格性能に優れたIntelの600pシリーズの場合、512GBを選んでもプラス1万9870円。SATA接続のSSDと比べて数千円しか違わないのに、最大で3倍以上も高速だというのがうれしい。

メモリーの横に立てて接続されてるのがNVMe対応のM.2 SSD。SATA接続と比べ、桁違いに高速だ
NVMe対応のSSDは速く、シーケンシャルリードでは1800MB/s以上。一般的なSATA接続のSSDだと500MB/s程度なので、どれだけ速いのかがわかるだろう

性能だけでなくケースの作りも満足感が高い!

 Premium-Line X299FDが採用しているケースは、Fractal Designの「DEFINE R5」。シンプルなタワー型ケースだが、フロントカバーやサイドパネルの内側に防音素材が貼られており、振動によるビビリ音や不快なファンの音をしっかりとおさえてくれる。また、フロントとリアの両方に大型の14cmファンを搭載し、しっかりとした吸排気ができるようになっているのもうれしい。

フロントカバーの内側に防音素材が貼られている。ファン手前の防塵フィルターは簡単に取り外せるので、掃除も簡単だ

 Premium-Line X299FDの天面は吸気口があるだけなのだが、サイコムオリジナルの防塵フィルターが装着されている。標準のままだとネジが丸見えなうえ、網目の粗さからホコリが侵入しやすくなっているが、この防塵フィルターを使えば、見た目も防塵性もアップできるのがメリットだ。なお、防塵フィルターはマグネットで貼り付いているだけなので、排気性能をアップさせたいときは、簡単に取り外せる。

天板の防塵フィルターはサイコムオリジナル。防塵という実用性はもちろんだが、見た目も大きく改善されるだけに、必ず装着しておきたい

 また、オプションとはなるがライトアップパーツも用意。窓のあるサイドパネルを選んだ場合に追加でき、リモコンでケース内のLEDを好みの色に光らせられるパソコンの内部を見えるようにして、マザーボードのLEDなどをすぐに確認したい、または純粋にライトアップでパソコン本体をカッコよくしたいという場合に選ぶといいだろう。

「内部LED発光システム」(2450円)を追加すれば、パソコンを光らせられる。リモコンから好みの色に変更できる

“Premium-Line”だけの特典は大きく3つ

 そもそも“Premium-Line”は、いいものをできるだけ長く使って欲しいということから生まれたシリーズ。厳選されたパーツで丁寧に組み立てられているというのはもちろんだが、それだけでは安心できない。そこで、Premium-Lineでは独自の品質保証書を添付。サイコムはもちろん、パーツメーカーFractal Designも合わせた2社によるもので、それだけ自信を持って送り出しているシリーズだという証だ。

パーツはもちろん、パソコンに関しても品質に自信があるため、サイコムとFractal Designによる品質保証書が添付されている

 また、Premium-Lineはほかのシリーズとは違う独自の3つの特典がある。1つめは、保証期間が2年間という点。ほかのBTOパソコンが1年間だが、より安心して使えるよう、保証期間が長くなっている。

 2つめは無償オーバーホールサービスがある点だ。これはパソコンの内部にたまったホコリを払い、CPUグリスの塗り直し、BIOSやドライバーの更新、負荷をかけた動作確認まで実施するというもの。パソコンを自作できるほどハードウェアに詳しい人なら自分でできることだが、プロが代行してくれるだけに、パソコン中のパーツを触るのが怖いという人にはありがたいサービスだ。

 3つめは、アップグレードサービス。これはGPUやCPUをより速いものに交換したい、メモリーやHDDを増設したいといった、後からパソコンを強化してくれるものだ。もちろん有償となるものの、難しいパーツ交換を受け付けてくれるのがありがたい。これにより、さらに長い間パソコンが使えるようになる。

 単純にスペックが高いというだけのBTOパソコンはいくらでもあるが、品質にこだわり、長期の保証やオーバーホール、パーツ交換まで請け負ってくれるものは多くない。高性能PCは高価なだけに、少しでも長く、大切にPCを使いたいというのであれば、選んでおきたいモデルだ。

 単純にスペックが高いというだけのBTOパソコンはいくらでもあるが、品質にこだわり、長期の保証やオーバーホール、パーツ交換まで請け負ってくれるものは多くない。高性能PCは高価なだけに、少しでも長く、大切にパソコンを使いたいというのであれば、選んでおきたいモデルだ。

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