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柳谷智宣がAdobe Acrobat DCを使い倒してみた第21回

コンテンツとして埋め込み、PDF内で再生・操作

PDFに動画ファイルを埋め込む方法

2017年08月16日 11時00分更新

文● 柳谷智宣

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本連載は、Adobe Acrobat DCを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第21回は、PDFに動画ファイルを埋め込んでみる。

 PDFファイルには画像だけでなく、音声や動画、Flash、3Dオブジェクトなどを埋め込むことができる。「第16回 WordやExcel、画像などを1つのPDFファイルにまとめてみる」で紹介したようにPDFポートフォリオにファイルとして追加するのではなく、コンテンツとして埋め込み、PDF内で再生・操作できるのだ。

 資料の中でわかりやすい説明を行なったり、分散するファイルをまとめられるといったメリットがある。もちろん、PDFファイルに埋め込むことで、セキュリティー管理が手軽になるのも便利。パスワードで保護できるので、情報の漏洩などを防ぐこともできる。

 「ツール」から「リッチメディア」を開くと、セカンドツールバーに追加できる項目が並ぶ。まずは「ビデオを追加」をクリックして、動画ファイルを選択してみよう。対応形式は、MPEG(.mp4/.m4v)、QuickTimeムービー(.mov)、Shockwave Flash(.swf)、Flash(.flv/.f4v)、3GPPムービー(.3gp/.3g2)となる。ファイルを読み込めばすぐにサムネイルが表示され、再生できるようになる。

 挿入した場所を移動したり、動画のサイズを変更する場合は「オブジェクトを選択」をクリックすれば操作できるようになる。保存したPDFファイルは、Acrobat Reader DCでも開けるし、動画も再生できる。

動画を埋め込みたいPDFファイルを開いたら、「ツール」の「リッチメディア」をクリックする
「ビデオを追加」をクリックして、動画を挿入する部分を指定する
「参照」をクリックする
動画ファイルを選択する
「OK」をクリックする
動画が挿入できた
動画部分をクリックすると再生できる
オブジェクトを選択すると、コンテンツを選べるようになる
ドラッグ&ドロップで場所を動かしたり、サイズを変更したりできる

 閲覧時に、動画の再生サイズを変更したり、全画面表示することができる。動画再生画面を右クリックすると、メニューがポップアップし、「フローティングウィンドウで表示」と「マルチメディアをフルスクリーンで表示」を選べばいい。フローティングウィンドウで表示すると、Acrobat DCのウィンドウ内でサイズを自由に変更できるようになる。全画面表示を選べば、Acrobat DCが表示されているディスプレーいっぱいに動画が再生される。

動画を右クリックして、「フローティングウィンドウで表示」を選ぶ
元の動画はそのままに、フローティングウィンドウでも動画を再生できるようになる
ウィンドウのサイズは、アプリ内で変更可能
全画面表示もできる

 コントロールバーには再生ゲージのほかに、再生、停止、早送り、巻き戻し、音量/ミュートボタンがあるが、これらはPDF作成者が制限をかけることもできる。動画ファイルを挿入する際、「詳細オプションを表示」にチェックすると、細かい設定ができるパネルが表示される。余計な操作をしてほしくない場合などに設定しておこう。

 アクティベーション設定では、動画の再生タイミングを選択できる。通常はクリックしてからスタートだが、「コンテンツが含まれるページを開いたとき」を選べば、自動的に再生が始まる。「ポスター画像」はコンテンツが非アクティブになっているときに表示されるサムネイルのこと。通常は動画から切り出して使われるが、手持ちの静止画を指定することも可能。「コントロール」タブでは、動画の再生時に表示する操作ボタンを選択できる。初期設定ではすべて表示されるが、「再生及びミュート」のみとか、そもそも操作できないようにするといったことも可能だ。

動画ファイルを追加する際、「詳細オプションを表示」にチェック
動画をアクティブ/非アクティブにするタイミングを選択できる
動画のサムネイル(ポスター)画像を指定することもできる
「コントロール」タブでは、閲覧者が利用できるボタンを制限できる
動画のサムネイルを指定の静止画にしてみた
動画の再生画面。操作ボタンが少なくなっているのがわかる

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