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トゥルーワイヤレスイヤフォン14機種比較 2017年上半期版 第2回

比較でわかった1万円以下完全ワイヤレスイヤフォンのおススメと注意点

2017年08月12日 12時00分更新

文● 四本淑三

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Amazonチャレンジ成功例「GRDE S-E6」

 やっと使えるものに当たったのが「GRDE S-E6」という製品。ほかにもっと優秀な機種もあるのかもしれないが、これに当たったところで予算は尽きた。Amazonチャレンジの一例として見てほしい。

「GRDE S-E6」の認証番号は左右別で、204-620392と204-620393。この番号は総務省のウェブ「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」でも確認できた

 販売価格は税込で4880円。一般流通品なら価格破壊的な設定だが、Amazon基準ではちょっと高いかなくらいのポジション。Bluetooth 4.1+EDR対応で、ヘッドセット機能を持つ防滴タイプ。対応コーデックは特に記載がない。

 が、Bluetooth周りの性能は、1万円台の製品よりいい部分もある。まずフェージングが少なく、バッテリーがフルチャージならまず起こらない。そして動画再生時の音声遅延も完全にゼロではないが、ほかに比べるとかなり少ない。

 音楽ビデオで速いパッセージのフレーズなら、奏者の動きと音がズレていることはわかる。映画でも役者の唇の動きと台詞が、ちょっと浮いているようにも見える。しかし1万円オーバーでも、これよりズレの大きなものは普通にあるし、アンダー1万円クラスではベストの性能だった。

 一度ペアリングしてしまえば、後は電源を入れるだけで、左右イヤホン間もスマートフォンとの接続も自動。このへんの使いやすさも上の価格帯と変わらない。ドライバーは8mm口径のダイナミック型。低域はちょっと軽いし、中高域は少しラフだが、この値段で音質まで完璧だったら、逆に困ってしまう。

 難点はハウジングが大きいことによる装着安定性。重さは片側6.7g(実測値)で、見た目よりは軽いが、外側に出ている部分が大きく、テコの力が働いてイヤーピースに全体がぶら下がる格好になる。だからスタビライザーは必須だし、イヤーピースが浮きがちになるのでフィッティングも難航する。

 とはいえ、Bluetooth周りの性能は1万円オーバークラス並。おためし的に買うなら悪くはないように思えた。取扱説明書には(おそらくネイティブの校正は入っていないのだろうが、読んで理解はできる)日本語での記載もある。

 そして結構なお金をドブに捨てた経験を踏まえ、これからAmazonチャレンジに挑もうとする方に一言アドバイスを送るとすれば、やっぱり販売ページの日本語が怪しいものは止めた方がいい。

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