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ユナイテッドアローズQ1、営業利益16%増…ネット通販が伸長

2017年08月09日 03時53分更新

記事提供:通販通信

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(株)ユナイテッドアローズ(UA)が4日発表した2018年3月期第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比6.9%増の352億2800万円、営業利益が同15.9%増の24億3600万円、純利益が同6.0%増の13億8300万円となった。

ブランドサイトとECサイト統合で収益性が改善

 同社では18年3月期の単年度経営方針として「収益性の早期改善」を掲げ、「売上総利益率の改善」「在庫効率の改善」「販管費率の改善」「ネット通販売上の拡大による収益性の改善」の4つの重点課題に取り組んでいる。その結果、売上高は新店出店に伴う増収、既存店の増収、ネット通販の伸長などにより、6.9%増の増収となった。小売とネット通販既存店売上高は2.9%増となった。

 売上総利益率は前年同期から0.3ポイント減の54.3%だった。要因は前秋冬商品のセールでの販売増や子会社の為替影響など。在庫効率は、UAや連結子会社のCHROME HEARTS JP合同会社、コーエンなどで改善効果が見られ、前年同期に比べ約2割減と大幅な改善を達成している。販管費率は、前年同期から0.8ポイント減の47.3%となったが、これは増収に伴う人件費などの固定費の相対的な低減、出店一時経費などの減少による。

 EC拡大による収益性の改善については、4月に各ブランドサイトとユナイテッドアローズオンラインストアの統合リニューアルを実施。オンライン裾上げサービスなど各種サービスを拡充し、実店舗とオンラインストアの両方で購入できる環境を整えた。さらにネット通販店舗への在庫供給を増やして販売機会ロスを極小化し、実店舗とオンラインストアの双方の売上につながる販促活動を行った。その結果、単体ネット通販売上高は前年同期比22.7%増と伸長した。

 出退店は、ユナイテッドアローズ事業で3店舗の出店、グリーンレーベルリラクシング事業で2店舗の出店、スモールビジネスユニットで2店舗の出店と1店舗の退店、アウトレットで2店舗の出店があり、期間末の小売店舗数は224店舗、アウトレットを含む総店舗数は250店舗となった。

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