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NECの「ビデオマネジメントシステム導入セット」が切り拓く新しい映像活用

防犯もおもてなしもワンストップで実現できる映像管理の新潮流

2017年09月04日 10時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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これまで監視カメラのシステムは、映像の利活用が難しいという課題があった。しかし、NECの「ビデオマネジメントシステム導入セット」であれば、防犯や見守りといった定番の使い方だけでなく、マーケティングや顧客満足度の向上といった「おもてなし」での利用も可能だ。

必要なものをオールインワンで提供する「ビデオマネジメントシステム導入セット」

 前回は監視カメラの活用がなぜ進まないかの課題を整理しつつ、録画した映像を最大限に活用できるNECの「ビデオマネジメントシステム導入セット」の概要を説明してきた。

 ビデオマネジメントシステム導入セットは、キヤノンMJが提供するグローバルNo.1※1の映像管理ソフトウェア(VMS)「XProtect Express」(Milestone社)をプレインストールしたサーバーを基本モデルとし、顔認証ソフトウェアや属性分析を可能にするFieldAnalystのオプションを組み合わせたモデルがラインナップされている。録画機能付き、録画・顔認証機能付き、録画・属性分析機能付き、録画・属性分析・顔認証機能付きの4モデルだ。

※1:オープンプラットフォームIPビデオマネジメントソフトウェア分野において9年連続でトップシェア。【出典】IMSリサーチ社(IHS)「World Market for CCTV and Video Surveillance Equipment(2016)」

録画機能、顔認証、属性分析の機能を組み合わせた4モデル

 これらの中には、VMSのカメラライセンスと顔認証ソフトウェア、FieldAnalystのライセンス、1年間の保守サービスパックなどがバンドルされており、すぐに利用が可能になる。また、ディスク容量も1TB、4TBから選択でき、外付けの大容量ストレージで録画容量を拡張することもできる。

 また、各種ソフトウェアライセンスのほか、監視カメラを利用するためのスイッチ、拠点間での運用を可能にするVPNルーター、電子錠と連携するためのLAN I/Oモジュール、アラームを上げる表示灯などハードウェアオプションも充実。導入展開支援サービスや保守サービスパックなども用意されており、導入や運用も安心して任せることができる。

 コスト面も低廉だ。NECのビデオマネジメントシステム導入セットであれば、録画機能と映像管理ソフトウェアを搭載したサーバーと1年(24時間365日)の保守サービスを含んだバリューセットの場合、希望小売価格(税別)52万円~で実現できる。

+αのセキュリティを実現する顔認証との連携

 利用用途は多岐に渡るが、たとえば介護施設での高齢者の見守りにおいて顔認証オプションは有効だ。たとえば、施設内の高齢者の顔情報をあらかじめ許諾をとった上で顔認証ソフトウェアに登録しておけば、施設内の利用者の状況や不意の外出を一元的に把握できる。また、顔認証に登録していない人物が施設内に入った場合は、いち早く警備員に通知し、不審者の侵入を防止することが可能になる。登録された利用者の把握と不審者の侵入防止を両立するこうした使い方は、介護施設のみならず、病院や学校、塾などでも利用価値は高いと言える。

介護施設での高齢者の見守りと不審者の侵入防止

 また、一般的なのは小売店舗の防犯対策であろう。ここでは録画・顔認証機能付きのモデルを導入し、予防的なセキュリティ対策を打つのが有効だ。従来の録画だけの監視では、せっかく録画した映像もいざトラブルが起こってから初めて見返すといった、事後的にな利用にとどまっていた。そのため、特定の行動をする人物をリアルタイムに確認はできるが、予防にはつながらなかった。しかし、VMS(顔認証付き)を利用すれば、カメラに映った時点で従業員に通知されるため、予防につなげることができる。

※防犯対策では、冤罪等により人権侵害に及ばないようご注意ください

 変わった使い方としては、生産現場での品質管理という用途もある。これは工場などで生産工程を映像で押さえることで、トレーサビリティを強化するというフードディフェンスの用途だ。なにか問題があった場合でも、いち早く原因となる作業を特定できるほか、熟練工の作業ノウハウを継承できるというメリットもある。

生産現場での品質管理でビデオマネジメントシステムを活用する

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