このページの本文へ

オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない-第87回

米海兵隊の巨大バックパックを買いました

2017年08月06日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ハンヴィーに合うミリタリーなバッグが欲しい

 趣味の物とか不要な物は多少高くても次々買うのに、必要な物にはなかなかお金を出さない派のワタシ。米軍払い下げ品やハンヴィーの部品、オモチャなどはすいすいとポチりますが、メガネや財布、洋服などふだん使う物は、ボロボロになるまで使い続けてからようやく買い替えることがほとんどです。

 バッグもそのひとつ。たくさん持っていて服やシチュエーションに合わせて使い分けている方も多いと思いますが、ワタシの場合は買ったらそればっかり使いがちです。いま愛用しているのはアニメ『ガールズ&パンツァー』の秋山優花里が劇中で使用していたリュックサックを再現したもの。

 4年前に発売されたとき、なかなかサイトにつながらず、つながったと思ったら完売していたというありがちな展開だったんですが、すぐ2次出荷があって無事入手できました。買い逃したときか2次出荷のときか忘れてしまったんですが、旅行中にも関わらず寝ないで深夜0時の予約開始を待った覚えがあります。その熱心さからわかるとおりガルパングッズとして買ったんですが、思いのほか使い勝手がよくて、すっかり普段使いバッグになりました。

 アニメ設定を忠実に再現しているうえ、生地もしっかりしているし、ノートパソコン用スペースがあったり止水ジッパーになっていたりして実用度も高いんですが、そんなリュックも4年も使っているとあちこちくたびれてきます。よく使うメインと上部ポケットのジッパーはツマミが脱落、いつも右肩だけ引っ掛けていたせいか右のショルダーハーネスが破れてしまいました。

 本体そのものは穴が開いたりほつれたりしていないので、ジッパーとハーネスを修理すればまだまだ使えそうなんですが、これはもうガルパンのお仕事や舞台である大洗に行くなど、特別なときだけ使うようにしようと思います。

 というわけで普段使いのカバンを探します。昔バイクに乗っていたころにバックパックを使い始めてからというもの、ほぼ一貫してバックパック派のワタシ。そしてミリヲタなので当然のようにミリタリーリュックから選びます。

 ひと口にミリタリーリュックといっても、ミリタリー風のカジュアルなバッグもあれば、軍納入メーカーが作っている市販品や特殊部隊が使っているバッグ、米軍払い下げのガチミリな物など、種類はさまざま。迷うところですが、どうせならハンヴィーに合う物にしたいので、米軍払い下げ品にしました。以前から欲しかった米海兵隊のバックパックです。

米海兵隊のバックパック一式を買いました

普段使いにジャストサイズのアサルトパック

 このバックパックは米海兵隊で現在使われているもので、名称はUSMC Pack System。ポーチ付きのベストやホルスターなどと共に、FILBE(Family of Improved Load Bearing Equipment)と呼ばれる個人装備を携行するためのシステムに含まれています。そしてPack Systemという名前のとおり、これ自体いくつものユニットから構成されています。

USMC Pack System
・メインパック:
  フレーム
  ショルダーハーネス
  ヒップベルト
  メインバッグ
・アサルトパック
・アサルトポーチ
・サステインメントポーチ×2
・ハイドレーションポーチ×2
・ハイドレーションキャリア
・ハイドレーションブラダーシステム:
  ハイドレーションブラダー
  ハイドレーションチューブ
  チューブホルダー
  ハイドレーションバイトバルブ
・スターナムシンチ
・リペアキット
・USMCパック インストラクションカード

 普段使いのバッグということでこの中のアサルトパックを買おうと思っていたんですが、探していたらなんとめったに見かけないフルセットを発見! 見つけてしまったら買わずにはいられません。するっと丸ごと買ってしまいました。

 写真で見てデカいんだろうなとは想像していましたが、届いてみて改めてその巨大っぷりに驚愕! 荷物をフルに詰め込んだら、歩くどころか立ち上がることさえできる気がしません。やっぱり鍛えられた軍人は凄いんだなと実感しました。

 アサルトパックの大きさは約48×30×13cmで容量は1525立方インチ。約25Lです。約25×28×7cmのポケットがついていて、こちらは約5L。トータルの容量は30Lになります。ちょっと大きめなバックパックといったところですね。assaultは強襲や突撃というような意味ですが、偵察時などに使用されるみたいです。

普段使いにジャストサイズのアサルトパック
背中に当たる部分には厚めのクッションが入っています
サイド部分の上下左右4ヵ所にギュッと圧縮するためのベルト付き

 正式名称はUSMC PACK Assault Pack。ラベルにある物品管理番号NSNは消えかかっていて8465-01-600-7xxxしか確認できませんが、ここまでわかっていれば調べるのは簡単。8465-01-600-7830でした。2011年12月19日付けでNSNが割り振られています。

 メーカーを示すCAGEコードは81337で、これは陸軍の研究開発センターでした。海兵隊の装備なのになぜ陸軍の施設になっているかは不明。ラベルによるとPropper International製なんですけど、ほかのメーカーの物もあるようなので、複数メーカーで製造しているみたいです。開発にバックパックの有名メーカーであるMYSTERY RANCHが関わったという話を聞いたことがあるんですが、メインパックの左右のショルダーストラップをつなぐベルトスターナムシンチにMYSTERY RANCHの名前が書かれているので、どうやら本当みたい。

消えかけのラベル。かろうじてPropper Internationalの文字が読めます

 市販のバックパックと大きく異なるのは、全面にベルトが付いているところ。カジュアルなバッグにも装飾として付いていることがありますが、これはPALS(Pouch Attachment Ladder System)ウェビングと呼ばれるもので、ポーチなどを簡単に取り付けられる仕組みです。1インチ幅のナイロンテープが1インチ間隔で縫い付けられていて、このテープにポーチ類のストラップを通して固定します。

ポーチ類を取り付けられるPALSウェビングというベルトを装備

 ポケット上部にある3本のPALSウェビングにはアサルトポーチが装着できます。アサルトポーチの裏側には4本のストラップと2列のPALSウェビングがあり、このストラップをアサルトパックとポーチのウェビングに交互に差し込むことで、ストラップとウェビングが網目状になってガッチリと固定されるというわけです。

装着手順

アサルトポーチには4本のストラップと2列のPALSウェビングがあります
ストラップをアサルトパックの一番上のPALSウェビングに差し込みます
折り返してアサルトポーチのPALSウェビングに差し込みます
2列目のPALSウェビングに差し込みます
これを3列目のPALSウェビングまで繰り返します
最後にスナップを留めれば完了。残り3本も同様に取り付けます
4本とも取り付ければ完成! サイドにハイドレーションポーチも付けてみました
上の写真と見比べるとアサルトポーチが真ん中に付いたことがわかりますね

 内部には大きいポケットとメッシュポケットがひとつずつ。大きいポケットには飲料水を持ち運ぶ水袋ハイドレーションブラダーを入れられます。ブラダーには水を飲むためのハイドレーションチューブというホースが付いているんですが、持ち手の横のベルクロを剥がすとそのチューブを通すための穴がちゃんと用意されているんです。

ガバッと大きく開きます。中にはポケットが2つ
ハイドレーションブラダー。未開封の新品だったのでもったいなくて開けていません
持ち手の横をベリッと剥がすとハイドレーションチューブを通す穴が開いています

 大きいポケットのところにはジッパーが付いていて、中には白いプラスチックプレートが入っています。ふにゃっとならないための補強材ですが、硬くてイヤならこれを抜いて使うことも可能です。

背面には補強のプレート入り

 まだアサルトパックしか説明していないのに、すっかり長くなってしまいました。次回はメインパックをご紹介します!

カテゴリートップへ

この連載の記事

東京ゲームショウ2017大特集!

  • 東京ゲームショウ2017レポート

  • 週刊アスキーTGS特別版を公開中!

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

ASCII.jpメール アキバマガジン

電玉バナー(300x100)

ピックアップ

デル株式会社

ASCII.jp RSS2.0 配信中