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プロジェクト10シーズン目に突入! ミクAMGで挑む2017年 第7回

マモノ荒ぶるSUGOでミクAMGは4位で無事にフィニッシュ!

2017年08月01日 15時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp 撮影●鉄谷康博、加藤智充

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 第3戦オートポリスから約2ヵ月、シーズンの折り返し地点でもある第4戦スポーツランドSUGOが7月22~23日に開催された。

 今年はGT参戦10シーズンを迎えたGOODSMILE RACINGだが、いまだにこのSUGOだけは表彰台に上ったことがない(鈴鹿は失格となったが表彰台に上ったことがある)。最上位が5位と、なぜか相性が悪いとされるサーキットだ。

 SUGOの特徴として毎年天候が荒れるのだが、今年は搬入の金曜日、予選の土曜日と晴天で、風がないせいもあってかなり気温が高く感じられた。

 予選1回目は片岡選手からアタック。開始してすぐにコースオフした車両があり、いきなり赤旗中断に。再開後はベストタイム「1'19.512」を出すも、ほかのライバルたちも徐々に速さを見せてきて、順位は10番手で終わった。

 予選2回目は谷口選手が担当した。1回目同様、開始直後にクラッシュがあり赤旗中断に。予選再開後は「1'19.411」を記録したものの最終的に8位となり、決勝は8番手からのスタートとなった。

クラッシュ多発!
セーフティーカーのタイミングが明暗を分けた

 決勝日は前日までの快晴がウソのように雨。雨量も安定せず、決勝前のウォームアップ走行ではコースアウトするマシンが多発した。

 しかし、グリッドに整列する頃には雨はやんで路面は乾きつつあったが、レース開始直前に雨が振るという予報もあり、各チームは非常に難しい選択を強いられていた。ミクAMGもグリッドに並んだ頃はスリックタイヤを装着していたが、お客さんが入るグリッドウォークが終わる頃にウェットタイヤに交換した。

 スタートドライバーは片岡選手が担当。やはりレース開始直後に雨がパラついてきて、スリックタイヤで挑んだチームもいたが後方に沈んでしまった。ミクAMGは1周目に2台抜いて6位にアップしたものの、4周目にクラッシュ車両があり、序盤からセーフティーカー導入となった。

 9周目にセーフティーカーが解除、レースは再開された。ミクAMGは11周目に5位に上がるも、13周目に同じAMG GT3の65号車(LEON CVSTOS AMG)に抜かれ6位に転落。その後、順位を落としてきた3号車(B-MAX NDDP GT-R)とのバトルが続き、接触しながらもオーバーテイク。5位に上がったが、31周目に21番手からスタートした55号車(ARTA BMW M6 GT3)の追い上げを抑えきれず再び6位にダウンした。

 37周目にペースを落とした25号車(VivaC 86 MC)をかわして5位になるも、直後にクラッシュしたマシンがあり、2回目のセーフティーカーが導入された。セーフティーカーランが解除されたのは、レースも折り返しをすぎた43周目。ピットに入っていたマシンも少なかったので、多くのチームが一斉にピットに入った。ミクAMGもこのタイミングでピットインし、タイヤをスリックに交換、ドライバーも谷口選手にチェンジしてコースに戻った。

 しかしその直後、再びクラッシュが発生し、3回目のセーフティーカー導入。このとき、タイミングが悪かったのか、セーフティーカーが解除された時点で、1位と2位を走るクルマに周回遅れにされしまった。レースはもう後半に突入しており、何かが起きない限り逆転はほぼ不可能になった。とはいえ、なんとか3位を走っていたので、ここままゴールすれば表彰台は確保できる。SUGO初ポディウムを目指して走っていたが、ドライの路面になって速さを取り戻した25号車に追撃され、63周目に抜かれてしまう。抜かれた後もコンマ数秒のバトルを繰り広げるも、抜くことはかなわず、4位でのチェッカーとなった。

 表彰台を逃したものの、GOODSMILE RACING史上SUGO最高位を獲得した。さらにシリーズランキングも2位と同ポイントの3位とまだまだチャンピオンシップ争いの中心にいる。

 次戦第5戦富士スピードウェイは今週末の8月5~6日に開催される。第2戦の富士ではトップを走りながら2回のバーストに見舞われたが、次の富士ではリベンジを期待したい。

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