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本物の戦車がお出迎え ベラルーシのウォーゲーミング開発拠点レポート

2017年07月27日 15時00分更新

文● 南田ゴウ/ASCII編集部

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ミンスク郊外にあるウォーゲーミング ミンスクオフィスは2000人以上が勤務

 みなさんは東ヨーロッパにあるベラルーシという国をご存じでしょうか。外務省の情報によると面積は日本の約半分で人口は約950万人。伝統的な親ロシア国でロシア、カザフスタン、アルメニア、キルギスの5ヵ国でユーラシア経済同盟に加盟しています。気軽に行ける距離でもないため日本から訪れた方も多くないかと思いますが、今回ウォーゲーミング・ジャパンのはからいでベラルーシ・ミンスクの開発拠点にお邪魔することに。

オフィスの受付は戦艦のダズル迷彩をイメージしたデザイン

 ミンスクオフィスに入ると最初に目に入るのが、ダズル迷彩が施された戦艦を模した受付。「World of Tanks」(以下WoT)シリーズや「World of Warships」「World of Airplanes」とミリタリー系ゲームを提供するウォーゲーミングらしい演出です。そして受付横には戦車(実車両)が。戦車は自由に触れられるほか上に乗っての記念撮影も可能です。

受付横には実車両の戦車が。自由に上に乗って撮影できます

 そしてオフィス入り口に向かう廊下の天井ではマスタングがお出迎え。近くにはビンテージのコンソールゲームを楽しめるスペースも用意されています。こんな遊び心あふれるオフィスで働けるなんてうらやましいですね。

廊下の天井には模型のマスタングが吊されており、コンソールゲームは実際に遊べます

 オフィスの打ち合わせスペースは各ゲームタイトルのロゴが配置されており非常にオシャレ。窓側の打ち合わせスペースにはウォーゲーミングが掲げるミッションが木製ブロックで書かれています。ちなみにこのブロックは引き出しになっており、新入社員へのサプライズプレゼントなどを入れたりするとのこと。各会議室も内装がバラバラで楽しげです。

会議室フロアーの打ち合わせスペース。奥には自由に飲み物を入れられる「War Bar」が(ただしノンアルコールのみ!)

窓側スペースにはウォーゲーミングのミッションが掲げられており、ブロックは引き出しになっている

「リバプール」と名付けられた会議室は、中がビートルズ仕様

WoTの戦場にいるかのような会議室

 ある部屋には世界中のウォーゲーミングファンから贈られたプレゼントが展示されていました。手作りの戦車から剣(!)までバリエーション豊かな作品ぞろいで、剣はある日オフィスの前に置かれていたとのこと。WoTのロゴになる台座に設置されています。

大きなケースに入りきらないほどの、ファンに贈られた手作りグッズたち

カッコいい&かわいいMausたち

剣はある日ポンとオフィスの前に置かれていたとのこと。日本だと警察沙汰になりそうですが、台座に安置されているさまもカッコいい!

 このほかオフィス内には複数のキッチンが用意されており、社員がいつでも飲み物やお菓子をもって休憩できるようになっています。ジムもあるのでシェイプアップもバッチリ。

 あるフロアには「WARGAMING.NET UNIVERSITY(WGU)」があります。WGUでは社員の外国語教育がなされるとのこと。ちなみに筆者はまったくキリル文字が読めないため、スマホの地図アプリがなければ道案内すら理解できず、確実に遭難すると思いました。

 次はいよいよ開発フロアーです。日本のように大きなフロアーに机を並べて大勢の社員が働くといったスタイルではなく、ゲームのサウンドやビジュアル、モデリングなど開発分野のチームごとに部屋が割り振られています。部屋ごとに広さや明るさが異なり、ゲームバランスなど集中を要するチームの部屋がかなり暗めだったのが印象的でした!

音響スタジオは複数用意されており、中には窓に面した開放的なスタジオも

ミンスク開発拠点からの景色。ベラルーシの平坦ぶりがよくわかる


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