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プロマスター開発者×Team KUROSHIOのトークイベントで披露

過酷実験でわかったシチズン光発電1000m防水プロマスターの実力

2017年07月26日 09時00分更新

文● 中山 智 編集●飯島恵里子/ASCII

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「プロマスター」×「Team KUROSHIO」トークイベントの様子は、YouTubeで視聴可能

 シチズン時計は7月15日、東京・銀座のGINZA SIXにあるシチズン フラッグシップストア東京にて、「プロマスター」×「Team KUROSHIO」トークイベントを開催。

Team KUROSHIOの取り組みやプロマスター エコ・ドライブ プロフェッショナルダイバー1000mについての解説が行われた。左から司会進行のサッシャ氏、JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の中谷武志氏、プロマスター エコ・ドライブ プロフェッショナルダイバーの商品開発担当の斎藤明洋氏、シチズンミュージアム館長の坂巻靖之氏

 イベントには、1000m潜水に対応した「プロマスター エコ・ドライブ プロフェッショナルダイバー」の商品開発者と、シチズンが応援している「Shell Ocean Discovery XPRIZE」にチャレンジ中のTeam KUROSHIOのチームリーダー中谷武志氏などが登壇し、「挑戦」をトークテーマに、Team KUROSHIOの活動やプロマスターの最新モデルなどについて語られた。

海底マッピングに使用するロボットや船舶はすべて無人で、衛星を通じて陸上から指示を送りデータを受け取る

 Team KUROSHIOは、Shell Ocean Discovery XPRIZEにチャレンジ中の日本チーム。XPRIZEは1995年に設立された財団で世界規模でさまざまなコンペを企画しており、グーグルがスポンサーとなった民間による最初の「有人弾道宇宙飛行」を競うコンテスト「Google Lunar XPRIZE」が有名だ。

海底ケーブル調査を目的に開発されたAqua Explorer 2000の実機。全長約3mで最大潜行深度は2000m

研究者、技術者が深度4000mに挑む

 Shell Ocean Discovery XPRIZEも、XPRIZEが運営するコンペティションのひとつ。自律型の水中探査ロボットを使った海底マッピングのコンテストで、賞金総額は700万ドル(約8億円)というビッグなイベントだ。Team KUROSHIOは、Aqua Explorer 2000を含む3台のAUV(自律型無人海中ロボット)と1台のASV(洋上中継器)でコンテストに挑む。

 海底と聞くと、宇宙へのチャレンジよりハードルや規模が小さく感じるかもしれないが、実は海底はまだ全体の1割程度しか測量船等で調査されておらず、残りの9割は人工衛星を用いて計測された500mから1kmという極めて粗い分解能の地形データしかない。これは月や火星よりも粗い状況だ。

海底の最深部に到達した人はいまだ3人しかいない

 イベントに登壇したTeam KUROSHIOのチームリーダーで、JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の中谷武志氏は、「人類の歴史で月に到達した人はのべ12人もいるが、海底の最深部に到達した人は3人しかいない」とある意味、海底探査は月面探査よりも条件が厳しいと説明。海底は未開の部分が多い人類にとってフロンティアであるというわけだ。

Shell Ocean Discovery XPRIZEのラウンド1は10月に開催予定

 Shell Ocean Discovery XPRIZEは2016年9月にエントリーが締め切られ、世界各国から32チームがエントリー。日本からも3チームがエントリーしていたが、技術提案書による審査の結果、32チームから21チームへと絞られ、日本からはTeam KUROSHIOのみがラウンド1へと進出している。

 ラウンド1では水深2000mのエリアで、500平方kmのうち最低100平方km以上を16時間以内でマッピングするのが条件。山手線の内側が約63平方kmなので、最低でも倍近い範囲をマッピングする必要がある。ちなみに決勝となるラウンド2に進出すると、水深は4000mとなり、マッピング範囲も最低250平方kmと広くなる。

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