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VRスペシャリストハッチの最新施設潜入報告 第5回

エヴァやマリカーなどプレイ前に迷う「VR ZONE SHINJUKU」の全容をガチレビュー

2017年07月26日 15時15分更新

文● ジサトラ ハッチ

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いつまででもプレイしたいリアルな体験が◎

釣りVR GIJIESTA

「釣りVR GIJIESTA」は、その名のとおり大自然のなか釣りを楽しむVRアクティビティ。3種類のルアーを選択して変更し、思い思いに釣りをすることが可能。中にはパックマンの柄が意匠されたルアーもあり、本施設のショップで実物を購入することもできる。プレイは同時に2人行なえるので、友人とより多く、より大きい魚を釣る勝負ができる。

釣り竿を模したデバイスは、Vive Trackerが取り付けられており、ちょっとした重量と先端のしなるパーツにより、VR映像を見ながらだと、かなり本物に近い釣り竿の感覚を再現

また、釣り竿とは別にVIVEのVRコントローラーを取り付けたデバイスも用意され、そちらは魚をすくい上げる網として使う

 釣り竿の方は、リールを再現した部分と竿の間に中指をかけて握る。するとちょうど人差し指の部分にトリガーが来るので、それを押し込みながら竿を振り、振り下ろす際にタイミング良くトリガーを離すとリリースできる。感覚的には、野球のボールを放つタイミングに若干近い。タイミングが早いか遅いと、リールが遠くに飛ばず、近くに落ちる。

 私はリールを遠くに飛ばすことはうまくでき、ヒットは割と頻繁に起きたが、リールを巻き上げる際に魚に逃げられ続けた。どうも、早くリールを巻きすぎたりするとダメなようだ。対戦している場合、外で状況解説が行なわれるのだが、対戦者に釣果で抜かれると焦って行動が雑になってしまうので注意したい。

画面上には残り時間、左下には釣果が表示される。風景も綺麗で、まるで本当に釣りに来たかのように没入してしまう

VRシネマティックアトラクション アーガイルシフト

テストパイロットになり、ソロでガッツリロボットアクションが楽しめる

「VRシネマティックアトラクション アーガイルシフト」は、AIヒューマノイドの少女「アイネ」と共に巨大ロボットに乗って戦うソロプレイのVRアクティビティ。舞台はA.D.2145、アジアの東端、日本近圏に存在する2つの企業統治領にある軍事的緩衝地帯上空。プレイヤーは新規開発されたシステムの評価を行なうテストパイロット。最新有人兵器「ルシファー」に搭乗し、ルシファーを制御する「ヴァルコム・システム」の最終評価試験を完了し……といったところが主なストーリー概要。

 ロボットに搭乗するテストパイロットというシチュエーションは、ロボット好きの男子の夢だ。VR上では、コクピット視点で描かれ、感情表現豊かなAIのアイネが目の前で動き回る姿にも萌える。萌えと燃えの融合した、男子の憧れの空間で、思う存分ロボットアクションが楽しめる。ロックオンは視点で行ない、トリガーで敵機を次々撃墜していくという、ロボットアニメの主人公気分を味わいたい人は、ぜひ一度プレイすべきだ。

360度のコクピット視点内にアイネの姿が。バーチャル映像とわかっていても、近づかれるとちょっとドキッとするリアリティーがある

コクピットに張り付かれ殴られという、ロボットアニメの定番のようなシチュエーションはガチで燃える

急滑降体感機 スキーロデオ

このVRアクティビティはひとり用。そのため、気軽にスキーが楽しめる

「急滑降体感機 スキーロデオ」は、崖が切り立つ雪山を猛スピードで急降下するVRアクティビティ。両足をスキー板のような細長い左右に動くデバイスのくぼみに入れ固定。両手でグリップをしっかり握り、左右に足を振りながら雪山を滑走していく。

VRで再現された雪山は、リアリティーがある。滑り落ちる速度は100kmに到達するとのこと。実際にスキーができない人でも楽しめるので、リアルな滑走体験をしたい人にもオススメかも

 雪山は木や岩が多く、エッジを利かせてうまく曲がらないと、簡単に衝突する。また、崖になっている部分もあり、曲がり切れずに落ちることも。ただし、障害物に当たっても崖から落ちても自動でその場からリトライできる。しかし、あまりにもスムーズに降りれないと時間内にゴールできないので、うまく滑らなければならない。また、走行中前から風が吹いてくるので、映像と相まって雪山を滑っている感じが出て爽快感が増す。

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