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「The Network. Intuitive」パートナーのトレーニング開始、段階的な実装を提案

シスコ、国内における新ネットワーク/SDNへの移行に自信

2017年07月20日 07時00分更新

文● 谷崎朋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 シスコシステムズは7月19日、先月米国で発表した「The Network. Intuitive」(直感的なネットワーク)の国内展開に関する説明会を開催した。段階的な実装が可能な新ネットワークで、顧客のネットワークを“最終形”へと導く。

発表会に出席した、シスコシステムズ 執行役員 エンタープライズネットワーク事業担当の眞崎浩一氏

 The Network. Intuitiveは、シスコが先月米国で開催したプライベートイベント「Cisco Live 2017」で発表された新しいネットワーク戦略の名称で、サービスレイヤーをポリシーとして抽象化することで、トラフィックが経由するスイッチなどの設定変更を行うことなく、ポリシーベースで柔軟かつセキュアなネットワークアクセスを実現する構想だ。トラフィックや脅威のパターンを可視化し、機械学習で予測の精度を向上するなど各種機能も加わり、より自動化されたネットワークを実現する。

シスコ「The Network. Intuitive」の概念と構成製品

 「今回の発表で、シスコのSDN戦略に必要な要素がほぼすべて揃った」と述べるシスコの眞崎浩一氏は、販売パートナーにはすでに6月末から説明を開始し、トレーニングも順次実施していると述べる。

 新ネットワークの中核をなすソフトウェア志向のアーキテクチャ「Cisco Digital Network Architecture」(Cisco DNA)は、構成要素でもあるID統合管理ソリューション「Cisco Identity Services Engine」(Cisco ISE)含めて現在国内で500社以上が採用しているという。さらに、コンポーネントの1つであるSDNコントローラ「Cisco Application Policy Infrastructure Controller Enterprise Module」も3年以上前から提供しており、ユーザーも多くいることから、「移行は比較的スムーズに進むのではないか」と眞崎氏は予測する。

 新スイッチ群「Cisco Catalyst 9300/9400/9500」に関しても、眞崎氏はあるユーザーの話として、拠点の移転に合わせて新スイッチの採用を検討中だと明かした。スイッチの価格は、「Catalyst 9300」は「Catalyst 3850」と、「Catalyst 9400」は「Catalyst 4500E」と、また「Catalyst 9500」は「Catalyst 4500X」と同等に設定する予定だという。

 眞崎氏は、今回の新ネットワークは構成する製品を段階的に実装していくことができ、途中段階でも効果が期待できることを説明した。

 「今回の新ネットワークは、構成するソリューション1つから導入しても十分な効果が期待できる。自動ポリシー適用およびセグメント化を実行する『Software Defined Access』(SD-Access)だけでも運用者にとって大きなメリットだ」(眞崎氏)

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