このページの本文へ

プエラリア配合の健康食品で健康被害、国民センが注意喚起

文●通販通信

2017年07月14日 09時45分更新

記事提供:通販通信

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

(独)国民生活センターは13日、バストアップやスタイルアップなどの美容目的で販売されている「プエラリア・ミリフィカ」を含む健康食品で、月経不順などの健康被害事例が増加しているとして、安易な摂取を控えるようにホームページで注意喚起した。

危害情報が5年間で209件

 消費者相談のデータベース「PIO―NET」には、プエラリア・ミリフィカを含む健康食品の危害情報が2012年以降の5年間で209件寄せられており、特に15年以降に増加していた。危害事例には、健康食品では一般的な消化器障害など症状のほか、月経不順や不正出血など、女性特有の生理作用に影響していると思われるものが多く見られた。

 危害事例はほぼ全員が女性で、年齢別では20歳代が69件(33%)と最も多く、次いで40代が42件(20%)、30代が41件(20%)、10代が37件(18%)だった。全員が通信販売で購入していた。

 国民生活センターは、検索サイトで上位に表示された商品のうち、プエラリア・ミリフィカの配合量が多い12銘柄を購入してテストを実施。エストロゲン活性を培養細胞で調べたところ、12銘柄中10銘柄で活性が確認された。プエラリア・ミリフィカの特有成分であるデオキシミロエストロールやミロエストロールの配合量を調べたところ、12銘柄中3銘柄で、1日最大目安量あたりに身体に作用を及ぼす可能性がある容量が含まれていた。

 デオキシミロエストロールは、天然型エストロゲンの一種で、大豆などに含まれるダイゼインなどのイソフラボン類より約1000~1万倍のエストロゲン活性があるとされている。プエラリア・ミリフィカの原産国であるタイでは、プエラリア・ミリフィカを健康食品などで摂取する場合、1日に100mgを超えないように規制されている。また、ヒト試験では1日50mgの摂取でも女性ホルモン作用が確認されている。プエラリア・ミリフィカの配合量は、12銘柄のうち5銘柄が配合量不明で、1日摂取目安量が最も少ないもので100mg、最も多かったのが600mgだった。

プエラリア・ミリフィカや商品自体の表示・広告では、商品パッケージなどでは11銘柄中2銘柄で、WEBサイトでは10銘柄中6銘柄で、健康保持増進効果などと受け取れる記載があり、医薬品医療機器等法(薬機法)・健康増進法・景品表示法に抵触する恐れがあることから、事業者に改善を要望したほか、行政機関にも指導を要望した。

Web Professionalトップへ

Web Professionalトップページバナー

WebProfessional 新着記事

ASCII.jp会員サービス 週刊Web Professional登録

HTMLリファレンス誘導バナー

CSSリファレンスサイト誘導バナー

Webディレクター江口明日香が行く

ランキング