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3万円台からの格安モデルを紹介! この夏買いたいお買い得PC 第1回

3~5万円で買える、4GBメモリー+64GBストレージのノートPCはこれがおススメ!

2017年07月18日 12時00分更新

文● 正田拓也

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 この夏、PCを買いたい人のために、今最もお買い得だと思われるPCを紹介する本特集。お買い得PCと言えば価格のために何らかの妥協をしなければならないものだったが、それも次第に変わってきている。

 安くていいものが出てきているため、少しの投資で満足行くコストパーフォーマンスの高いPCが購入できるのがこの夏の特徴だ。

 本特集では、4GBメモリー+64GBストレージ以上のPC、グラフィックス機能にアドバンテージがあるPC、第7世代の新しいCPUを搭載したお買い得PC、という3つの視点でPCをピックアップ。今回は4GBメモリー+64GBストレージ以上のお買い得PCを紹介していく。

4GBメモリー、64GBストレージは“使えるPC”の最低ライン

 今、売られているPCの中にはいまだにストレージが32GB以下しかないものがある。もちろん、ストレージが少なくても比較的新しいCPUが備わればWindows 10は動作し、ある程度快適に使える。

 しかし実際のところ、定期的にアップデートされるという宿命を持たされたWindows 10は、ストレージが32GBや16GBという機種には大変に厳しい。

 CPUの性能がいまひとつだったとしても時間をかければ更新自体はうまくいくのだが、ストレージの空き容量が足りなければ最初から更新プログラムがダウンロードできず、ぎりぎりの場合は途中でエラーになって止まってしまうこともある。

 そして経験上、32GBではデータや一部のプログラムをアンインストールしても大型アップデートができないことがあった。

 そこで、現時点でWindows 10のアップデートにも耐えるスペックというとストレージは64GBは欲しい。

 これだけあれば数GB程度のデータの格納や、新規プログラムのインストールした程度では、大型アップデートが適用できないということはないだろう。

コスパ最強! 3万円アンダーで14型液晶搭載
内部にHDD増設可能のドスパラ「Altair VH-AD3L」

ドスパラ「Altair VH-AD3L」

ドスパラ「Altair VH-AD3L」

ディスプレー背面は「Diginnos」(デジノス)のロゴが小さくあるが、真っ白でシンプルだ

ディスプレー背面は「Diginnos」(デジノス)のロゴが小さくあるが、真っ白でシンプルだ

 最近の最安で買えるPCの中では、まずこれを選んでおきたいのがドスパラの「Altair(アルタイル) VH-AD3L」だ。

 ショップブランドということで甘く見ている人もあるかもしれないが、注目すべきはその仕上がりだ。

 税込で3万円代のノートPCというと、11.6型でスペックにやや難のあるものが各社から出ているが、Altair VH-AD3Lは税込2万9999円で少し大きめの14型(1366×768ドット)の液晶ディスプレーを搭載し、しかも4GBメモリー、eMMCではあるが64GBのストレージと、筆者が考える快適に使えるスペックラインを維持している。

左側面にはフルサイズのHDMIにUSB 3.0端子が2つ、SDメモリーカードスロットなどを搭載する

左側面にはフルサイズのHDMIにUSB 3.0端子が2つ、SDメモリーカードスロットなどを搭載する

右側面はほとんど何もない

右側面はほとんど何もない。スリムに見せるデザインだ

 そして、直線的なラインと高い剛性感のあるボディーの仕上げは、低価格PCにありがちなプラスチック感がない。

 14型液晶と相まって、パッと見はもう少し上のランクのPCだと思われるだろう。

 プロセッサーもインテルの低価格シリーズの最新版で、開発コードがApollo Lakeこと「Celeron N3450」(クアッドコア 1.10GHz、最大2.20GHz)を搭載しており、処理性能的に大きな不満を持たずに使えるだろう。

2.5インチ HDDやSSDを内蔵できる。購入時は空っぽだ

2.5インチ HDDやSSDを内蔵できる。購入時は空っぽで、中の金属トレーが付属する

 特筆すべきは、サブストレージ用に2.5インチHDD/SSD(7mm厚サイズ)を追加できるベイを備えていること。たとえばデータディスクとして大容量のHDDを搭載しておけば、本体内の多くのデータを収納できる。

 もちろん、バッテリーの持ちという面ではマイナスになるが、家に置いておくPCとしての利用なら問題ない。

 OSやプログラムはeMMCで高速起動し、写真や動画のデータはHDDで大量保存とったことを単体でできてしまうのだから便利。画像をたくさん保存したいという高齢者のPCにも適しているのではないだろうか。

キーボードのレイアウト。日本語キーボードだが並びが少し違う

キーボードのレイアウト。日本語キーボードだが並びが少し違う

 ひとつだけ気になる点があるとすれば、キーボードの並び。「|」「¥」のキーが右上でなく左下にあるなど配置が普通の日本語キーボードと少し違うのだ。

 スペースキーの長さなどから、一部に存在するEnterキーの形が日本語に近い英語キーボードの形状を使い、日本語キーボード化したものではないだろうか。

 とはいえ、日本語キーボードのユーザーでこの並びに違和感を感じない人も多いはずで、普通の安価なノートPCとしては十分だ。

「Altair VH-AD3L」の主なスペック
CPU Celeron N3450
メモリー 4GB
ストレージ 64GB
ディスプレー(解像度) 14型(1366×768)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 500
インターフェース HDMI、USB 3.0×2、SDメモリーカードなど
バッテリー駆動時間 7.9時間
本体サイズ/重量 幅340.6×奥行き237×高さ25.5mm/1.6kg

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