このページの本文へ

ラクスルがヤマトHDと提携、物流プラットフォーム構築へ

2017年07月10日 01時49分更新

記事提供:通販通信

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

ネット印刷事業などを展開するラクスル(株)は7日、デジタルテクノロジーの活用と企業間物流の構造変革実現を目的に、ヤマトホールディングス(株)と資本提携すると発表した。既存株主からの株式譲受し、ヤマトHDがラクスル株式の一部を取得する。

企業間物流の構造変革へ

 今回の資本提携では、テクノロジーを活用して業界課題を解決するノウハウを持つラクスルと、物流事業者としてさまざまな業界に顧客企業を持つヤマトホールディングスにより、荷主・納品先企業と物流事業者の双方が抱える課題を同時に解決できるオープン型の物流プラットフォームを構築し、企業間物流の構造変革の実現を目指す。

 ラクスルでは、これまで印刷業界でインターネットを用いた新しい仕組みをつくり、顧客企業、印刷会社双方の経営効率化を目的に事業を展開。15年12月からは、中小運送事業者トラックの非稼働時間と、荷主企業の物流ニーズをタイムリーにマッチングする「ハコベル」を開始している。一方、ヤマトホールディングスは、「バリュー・ネットワーキング」構想を推進し、4月にデジタルイノベーション推進室を設置するなど、デジタルテクノロジーの活用を本格化させている。

 この両社が持つテクノロジーを活用した物流プラットフォームにより、荷主企業に対し、輸送効率の向上、輸送力の安定確保、コスト低減などの提案が可能となる。また物流事業者に対しては、荷待ち時間の解消、配車手配の簡素化、収入の安定・拡大、納品先企業に対しては、納品業務の簡素化、事務作業の軽減などが提案できるとしている。

Web Professionalトップへ

WebProfessional 新着記事