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JBL「E55BT クインシーエディション」を聴いてみた

充実した音の存在感が魅力! クインシー・ジョーンズが創る音の世界を聴き比べ

2017年08月01日 17時00分更新

文● 天野透/ASCII

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JBLヘッドフォンのエントリーラインを担う「Eシリーズ」を、世界的音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズがサウンドチューン

クインシー・ジョーンズのヘッドフォンが再び!

 「クインシー・ジョーンズ」という名前にどんな印象を持つだろうか?

 洋楽好きならば真っ先に思いつくのは「マイケル・ジャクソンのプロデューサー」という人が多いのではないだろうか。あるいはスーパースターが結集した奇跡の一曲「We are the World」の仕掛け人が思い浮かぶかもしれない。しかしオーディオ好き、それもヘッドフォン好きならば「AKG K701のカスタムモデル」の方がより印象深いのではないだろうか。

 そのクインシー・ジョーンズによるヘッドフォンのスペシャルモデル「E55BT クインシーエディション」が発売された。しかし今回はオーストリアのAKGではなく、同じハーマングループのアメリカを代表するオーディオブランド「JBL」から。ベースモデルは公式ストアの価格が1万7000円台というBluetoothヘッドフォン「E55BT」だが、世界で愛されるJBLを大御所プロデューサーはどのように料理するのだろう。とても気になったのでベースモデルと一緒に試してみた。

マット調主体の落ち着いたデザインが特徴的な「E55BT クインシーエディション」。カラーはピンクとブラックの2色

 まずは両モデルを軽くおさらい。ハーマンがこの春に日本市場へ導入したばかりの「Eシリーズ」は、JBLヘッドフォンの普及価格帯を担うライン。コストを抑えつつも、音とデザインと使い勝手を高い次元で両立することを目標に設計されている。

 E55BTはその最上位機種で、ホワイト/ブラック/ブルー/レッドという押しの強いカラーや、ファブリック素材のヘッドバンドなど、若いユーザーを想定したデザインが見られる。実物を見ると、ヘッドバンドのファブリックはジャージのような素材感で、イヤーカップは細かな網目模様をあしらったプラスチック。全体としてかなり若々しい印象を受けた。

 また、2時間の充電で20時間の再生が可能なロングバッテリーライフや、コンパクトに折りたためる機構など、手軽に持ち出すための機能性も追及している。Bluetoothは4.0で対応プロファイルはA2DP v1.2、AVRCP v1.4、HFP v1.6、HSP v1.2。aptXには対応していないが、通話と音楽といった2台のデバイスで別々にBluetooth接続が可能な「マルチポイント」機能を搭載している。

ベースモデルはEシリーズの最上位モデル「E55BT」。2万円以下で手に入る、軽快なワイヤレスヘッドフォンだ
こんなふうに小さく折りたためるので、持ち運びにも便利。気軽に外へ連れ出そうというメッセージ性をデザインに感じる

 ではクインシーエディションはというと、まずブラック/ピンクというカラーリングからして、想定ユーザーが明らかに異なると感じられる。しかもベースモデルとはうって変わって上品なマット調で、クインシーモデルを表す「Q」のロゴと、イヤーカップ付け根部分がゴールドの配色に、落ち着いた大人の印象を受ける。

 イヤーパッドのレザーもベースモデルより柔らかく、ヘッドバンドも統一感のあるレザーフィニッシュ。クインシーの娘が監修しているというマテリアルチョイスの効果はテキメンで、実際にベースモデルと並べて見てみると、10代の学生と30代のキャリアウーマンくらいの印象の違いがある。同じカタチでも素材感でここまで印象が変わるものかといういい例だろう。

ベースモデルはジャージの様なファブリックのヘッドバンドや、樹脂のイヤーカップといった素材感が若々しい印象を与えたが、クインシーエディションではヘッドバンドがレザーで、イヤーカップはマット仕上げ。フィニッシュにオトナな統一感がある
マテリアルチョイスはクインシーの娘が関わったというだけあり、上品なデザインに感じられる。イヤーカップが折れ曲がるリング部にマットゴールドをあしらったのもいい

 クインシーエディションもうひとつの特徴が、クインシー・ジョーンズの声による操作アナウンスだ。電源ON時に「Powering on」、OFF時に「Powering off」、Bluetoothスタンバイ時に「Your JBL is ready to pair」そしてペアリング完了時には「Connected」というアナウンスが入る。

 僕はクインシー・ジョーンズにそれほど深い思い入れがあるわけでもなく、クインシーのアルバムを集めているわけでもないのだが、おそらく洋楽好き、それもアメリカン・ミュージック好きが耳にすると、思わずニヤリとしてしまうような演出ではなかろうか。ちなみにベースモデルのアナウンスはギターのリフのような音と「ブーン」という低音の組み合わせ。なぜか接続解除時だけはベースモデルとクインシーエディションのどちらも「ピー」という電子音。「どうしてここだけ?」という疑問がグルグル巡る……。

Bluetoothで使うと、電源ON/電源OFF/Bluetoothスタンバイ/ペアリング完了というタイミングで、クインシー・ジョーンズの操作アナウンスが入る。接続解除時だけは何故かベースモデルと同じ電子音。なぜだろう……?

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