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16年デジタルマーケ市場規模、6%増の3288億円

2017年06月30日 01時40分更新

記事提供:通販通信

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IDC Japan(株)が29日発表した調査結果によると、国内デジタルマーケティング関連サービスの市場規模は、21年までに年間平均成長率(CAGR)7%で成長を続け、21年には4605億円になることが見込まれている。

モバイルデバイス対応・パーソナライゼーション案件が市場を牽引

 同調査は、デジタルマーケティング関連サービス市場における主要事業者の動向をまとめ、17年4月に実施したユーザー企業の調査結果を分析したもの。分析結果から17年~21年の市場を予測し、サービスセグメント別・産業分野別・マーケティング活動分類別の市場規模を算出している。

 16年の国内デジタルマーケティング関連サービスの市場規模は、前年比成長率6.1%増の3288億円。21年まではCAGR7.0%で成長し、21年の同市場規模は4605億円になる見込み。このうちITサービス市場は、コンサルティング案件を起点とした需要の拡大により、21年には2197億円規模になると予測。また、ビジネスサービス市場は、企業の人材不足を背景としたBPOサービスの拡大により、21年には2408億円に達すると見込まれている。

 産業分野別に見ると、ITサービス、ビジネスサービスへの支出額がいずれも300億円を超える産業分野は、製造・流通・金融、不動産・旅行、運輸サービスなど。製造ではモバイルデバイス対応やコンテンツのパーソナライゼーションに関わる案件が支出をけん引し、流通ではメディア選定や広告配信の最適化、オムニチャネル施策などの需要が伸びている。その他では、顧客体験の強化やデジタルチャネルの刷新に向けた取り組みが活発化している。

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