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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”第515回

油断すると灰色に……シロネコもクロネコ並みに撮るのが難しい!

2017年06月30日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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よく晴れた夏の日、猫も暑くて岩の上でへちゃーとなっておりました。その手足のへちゃーっぷりが愛らしくてぎりぎりまで近づいて撮影。人に慣れていて近づいてもぴくりともせず(2016年7月 パナソニック LUMIX DMC-CM1)
よく晴れた夏の日、猫も暑くて岩の上でへちゃーとなっておりました。その手足のへちゃーっぷりが愛らしくてぎりぎりまで近づいて撮影。人に慣れていて近づいてもぴくりともせず(2016年7月 パナソニック LUMIX DMC-CM1)

 ハチワレハチワレ、クロネコと来たら、次はシロネコへ行かざるをえまい。無彩色シリーズっぽくなってるけど、まあそれはそれとして、シロネコである。

 さすがにシロネコの写真は数が少なかったので、冒頭写真は黒がちょっと混じったのになってしまった。ご容赦を。

 で、シロネコの撮影もまたクロネコに負けず劣らず難しいのである。なぜなら白いから。

 白い猫は白く撮りたい。白はちょっと油断すると灰色になる。灰色だとシロネコっぽさが出ない。ぱりっと白くしたい。

 逆に白く明るく、と思いすぎると白はあっさり白トビする。白だから白トビしてもいいんだけど、なんというか毛のちょっとしたニュアンスなんかも消えてしまうのだ。

 特に猫が日向、背景が日陰だったりすると輝度差がありすぎてカメラが一度に捉えられる範囲を越えちゃうのだ。

日陰で暗い背景の前に日差しを浴びた白い猫。まぶしい(2017年2月 オリンパス OM-D E-M1)
日陰で暗い背景の前に日差しを浴びた白い猫。まぶしい(2017年2月 オリンパス OM-D E-M1)

 この写真はそのギリギリを狙ったもの。

 実は真っ白のシロネコではないんだけど、シロネコに見えるのでよしとしてください。

ほどよくまぶしく撮れたシロネコ。キリッとした黄色い目と半逆光で血管が透けている、ピンと立った耳がすごく精悍。しゃがんで真正面から撮影(2017年6月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII)
ほどよくまぶしく撮れたシロネコ。キリッとした黄色い目と半逆光で血管が透けている、ピンと立った耳がすごく精悍。しゃがんで真正面から撮影(2017年6月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII)

 次の猫はちょうど頭に日差しを浴びていい感じに輝いていたので、少しだけマイナスの補正をかけて直射日光があたった頭のあたりだけ白トビしつつ、あとはほどよくシロネコらしさが出るように撮ってみた。

 白トビを嫌い過ぎると、今度は全体にグレーっぽくなって目元も暗くなってシロネコらしさが出なくなるから、

 大事なのは塩梅。クロネコはいい感じに黒く、シロネコはいい感じに白く撮るべし、である。シロネコは白く明るくまぶしく撮りたいではないか。

ほんのりピンクの首輪だけにかろうじて色があるというアスファルトと白線とシロネコ(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)
ほんのりピンクの首輪だけにかろうじて色があるというアスファルトと白線とシロネコ(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)

 シロネコが白いところにいたりするともう何がなんだかである。

 アスファルトの道路の、わざわざ白いところにちょこんといて、それを見下ろしたら、なんか保護色っぽくて面白かったのでつい撮ってしまった1枚。

 普通ならボツにする写真なのだけど、こういうネタのときくらいはいいでしょう。

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