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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第313回

「灼熱祭り」が今年も

辛くて悶絶! 三田製麺所の極限まぜそばがヤバい

2017年06月23日 17時00分更新

文● ナベコ

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三田製麺所の「灼熱まぜそば(極限)」に挑戦した! キケンそう!!

 マジかよ……。

 グルメ担当記者ナベコは、三田製麺所の「灼熱祭り」の試食会に訪れて脂汗をかいていました。

■三田製麺所で灼熱祭り

取材で訪れたのは新橋の「三田製麺所」でした。

毎年好評の「灼熱つけ麺」

 こちらは「灼熱つけ麺」(並・中・大860円/特大960円)。三田製麺所の夏季恒例の激辛メニューで、今年も6月21日から全店で提供スタートしています。辛さレベルが1辛、2辛、3辛、極限と選べます。灼熱つけ麺は1辛でさえレギュラーメニューの「辛つけ麺」(820円)の3~4倍程度の辛さ。ええ……。

 灼熱つけ麺は今年で7年目。毎年、激辛好きな人が挑戦してSNSで話題になるため、年々人気が高まっているそうですよ。

今年はさらに辛い「灼熱まぜそば」も用意。お兄さんのさわやかな笑顔さえサディスティックに見えてしまいます。

 今年はつけ麺に加え、激辛の「灼熱まぜそば」(並930円/大980円)6店舗限定で発売。灼熱まぜそばは汁がないぶん、より辛さがダイレクトで猛者向けだとか。三田本店、池袋西口店、六本木店、恵比寿南店、有楽町店、北新地店のみとなります。

 灼熱つけ麺と灼熱まぜそばで2017年三田製麺所「灼熱祭り」。9月30日までです。

■「極限」に挑戦してみる

グルメ担当ナベコが食べてみる。自信は半々。

 記者は激辛がそこまで得意というわけではないのですが、せっかくだから注文するのは「極限」。うう……、食べられるかな。ちょっと嫌な予感。

■極限つけ麺

こちらが灼熱つけ麺の“極限”。麺を絡めて食べます。

 辛さの秘訣は「特製灼熱ラー油」と「特製灼熱スパイス」。特に灼熱スパイスは、唐辛子、ハバネロ、ハラペーニョの3つの辛み成分を調合し、何度も試行錯誤を重ねて開発した自信作。燃えるような唐辛子の刺激、ハラペーニョの刺すような辛さ、世界一の辛さの称号を持つハバネロの暴力的ともいえる激しい辛さが三重奏を奏でるとききました。

スパイスがついた手で目元をさわらないように、口元を吹いたハンカチやタオルで目元を拭かないよう注意がありました。

■まるでマグマ

赤いよくわからないものがうごめている。

 スープのマグマのような赤い部分が灼熱ラー油、海苔の上に乗っている魚粉のようなものが灼熱スパイスです。よくみるとやや緑がかっています。ハラペーニョの色味でしょうか。赤い粉末よりかえって辛そうでおそろしい。

 混ぜるとうなりを上げるかのような辛み成分がぐわっとたくさん! うわ~、辛そう!! 地獄みがあります。

■麺をからめて食べると……

いただきます。

 めっちゃ辛い! 唐辛子の風味が鮮烈。あとを追いかけてくるのはハバネロの辛さでしょうか。辛さが後までずっと残ります。

 ただし、意外にも「イケる」。三田製麺所の濃厚のスープがベースになっているので辛さとうまみのバランスがとれるため、辛いけれどかろうじて「おいしい」のです。

 特に感じられたのは魚介の出汁(だし)。辛み成分がスープのおいしさを引き立ているようにも感じます。辛いもの好きな人にとっては極限はなかなかおいしいのかも。

■「イケる」と最初は思ったけど

赤くて何食べているのかよくわからない。

 ……ん? いや。イケるなんて言いましたが、少しずつ余裕がなくなってきました。ひと口食べるごとに次を食べるのがツラくなってくる。辛み成分がとても多いので、最初はよくても徐々に蓄積してくるように感じました。

 唇がひりひりしてきて、キツイ……。

 セリフにすると「う、う、う、うひー、うひー、(汗ダラダラダラ)」という感じになってきました。

 小盛りで頼んだのでなかば涙目になりながら、なんとか灼熱つけ麺は完食することができました。ツラかったです。すみません、最後のスープはすすれなかったです。ちなみに、スープ割を入れるとより辛みが増すそうで、キケンです。自信ある方はぜひ。

■味変には野菜盛りがオススメ

トッピングが救いになりそう。

 店員さんにきいたところ、辛くて味変をしたい場合は「野菜盛り」(110円)がオススメということです。野菜盛りレギュラーのトッピングですが、灼熱つけ麺の辛さ緩和用に登場したという経緯があるそうです。

■極限まぜそばにも挑戦

すでにつけ麺で消耗しているけど、イケるかな?

 灼熱つけめんでゼーゼーしてしまいましたが、灼熱まぜそばも登場しました。こちらも極限です。

灼熱まぜそばの“極限”。

 レギュラーの「まぜそば」(780円)はたっぷり乗ったネギとニラが特徴。ニンニクは抜きにすることもできます。灼熱つけ麺はそこにたっぷりのスパイスと灼熱ラー油が乗ってこんな感じに。

■ネギ、ニラ臭がすごい

玉子が乗っているのがすくいに思えます。

 提供いただくと同時に、ぷわーんと立ちこめるネギとニラの香り、そしてこの真っ赤な見た目。つけ麺以上にやばそうじゃないですか!

■いただきます!

玉子がとろ~ん。

 スパイスばかりでなにがなんだかよくわからない感じになっていますが、玉子を割って麺に絡め、口に運ぶと……。

うう、辛そう。

 うぉっっ(むせ)。

 辛い~、わけわからないくらい辛い~。

■ヤバイ辛い

「ん~~!!」

 つけ麺よりスープが入ってないほど辛さが強烈に感じられます。おまけに、ニラやネギの刺激も加わるので、なにを食べているのかわからないくらいのピリピリ感度に。

 つけ麺は「うひー」でしたが、まぜそばは「ん……、ん! ぶぅぶ、ゴホゴホゴホ! ん……、んーーー」という感じです。

ネギ、ニラも強敵。

■割りめしも辛くできる

通常はおかかだけど灼熱スパイスも乗せられる。

 つけ麺にはセットで「割りめし」がつくのですが、通常はおかかを乗せるところ灼熱スパイスを振ってもらうことができます。うっかり、灼熱でとお願いしたら、これがまた辛くてご飯にも逃げどころがなくなりました。

 なんて日だ!

■スタンプ貯めるとタオルをもらえる

特製「灼熱魂」タオル。赤、黒2パターンある。

 辛さと辛さと辛さが舌の上で三重奏を奏で、味覚や嗅覚が踊りまくる灼熱祭り! 灼熱まぜそばの極限は本当にやばいです。大変申し訳ないのですがあまりに辛くて完食することができませんでした……。お店の方に謝罪しました。すみません、すみません。せいぜい1辛にすればよかった……。

 灼熱祭り期間はスタンプカードが発行されて計8個スタンプを集めると「灼熱魂」のオリジナルタオルをもらえます。タオルは辛さでにじみでた汗をぬぐうのにぴったり。極限を食べると特別に2個スタンプを押してもらえます。

 激辛好きな人はぜひ挑戦してみてください。激辛苦手という人は……、けして極限のまぜそばは注文しないように。

取材時に人気メニューの「自家製唐揚げ」も試食させてもらえました。皮がパリッと、肉厚でおいしー! これでお酒が進みそう。なにより唐揚げは辛くないし。あ……、すみません。

■関連サイト


ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!

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