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VRスペシャリストハッチの最新施設潜入報告 第4回

最大50人で同時にVRの宇宙を共有できる「VirtuaLink」を体験

2017年06月22日 22時30分更新

文● ジサトラ ハッチ

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「コニカミノルタ VirtuaLink in 東京スカイツリータウン」は、東京ソラマチ イーストヤードの5階にて6月26日にオープンする

 コニカミノルタは6月26日、東京ソラマチにてVRサービスの直営館第1弾として「コニカミノルタ VirtuaLink in 東京スカイツリータウン」をオープンする。

 VirtuaLinkは最大50人で同時プレイ(共有)が可能な協力プレイが可能なVRサービス。本サービスで体験できる第1弾コンテンツはVR SPACE ADVENTURES「Wonder Pod(ワンダーポッド)」。2人乗りの宇宙船(ポッド)に乗って、宇宙空間で起こるさまざまなミッションをクリアーしていく。

 対象年齢は12歳以上のため、12歳未満では入場することができない。価格はひとり1500円(税込)。体験当日に障がい者手帳を持参すると、障がい者割引により介助する人(ひとり)も含めて750円(税込)の半額で入場できる。座席数は26席(車椅子席2席を含む)。営業は10時から21時の間で、40分間隔(体験所要時間は30分、チケット販売終了時間は20時20分)で体験が行なわれる。

 同社は本サービスにおいて“大切な人との絆づくり”というテーマを掲げている。最大50人と360度映像のバーチャル空間を共有し、インタラクティブ性とナビゲーターによるライブ解説の導入により、体験者に一体感をもたらすとしている。

VirtuaLinkの事業コンセプトは“大切な人との絆づくり”。興奮や感動の共有による、新たな繋がりの創出を目指しているようだ

 また、同社はプラネタリウム機器の販売会社として、唯一自営館を運営しているが、その事業拡大を予定しているという。7月の中旬または下旬頃には、ダイバーシティにて、東京ソラマチよりも広いスペースでVR事業を行なうとのこと。

 本サービスは宇宙空間に浮かぶ宇宙船(ポッド)をイメージした椅子に座り、PlayStation VR(PS VR)を被って体験する。頭の向きで視点を操作し、ミッションをクリアーしていく。体験の最後には結果に応じた成績が表示される。

卵型の椅子には、非常に柔らかいクッションがお尻と背もたれに置かれており、座り心地はかなり快適

椅子は4つが向かいあう形で設置されている。Wonder Podでは、隣に座った人がVR上で見え、協力してプレイしていく

PS VRの装着方法などは、オペレーターによる解説に加え、椅子の前にあるモニターに表示される。PS VRを被った後も、コンテンツが再生されるまでは、3つのウィンドウにPS VRの装着方法や同社のプラネタリウムのPVが表示されており、視線を合わせると再生される

 Wonder Podが始まると、隣のプレイヤーがアバターで表示される。操作は視線のみなので、手足を自由に動かすことはできないが、顔を前に出すと腕が少し動いたりする。顔の向きは確認できるため、隣のプレイヤーがどこを見ているかは分かる。プレイが始まると性別と星座を聞かれ、視線で選択すると、星座を模したアクセサリーがアバターに反映される。

 話が進むと視線で選択して地球をつくっていったり、落下する隕石を防ぐため、衛星に視線を向けてシールドを張ったりと、ゲーム的な協力プレイが、視線のみのシンプルな操作で楽しめる。

球に視線を向けるとナビゲーターキャラが宇宙に球を投げ、地球が形作られていく。隣のプレイヤーと同じ球を見つめたりすることなく、すばやくナビゲーターに近い位置の球から視線を向けるのが良さそうだった

 360度の美しい宇宙空間の映像と、シンプルで分かりやすいインタラクティブな体験は、子供から年配の人と幅広い年齢層をカバーし、楽しさを共有できそうだ。

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