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オイシックス・大地を守る会、農業生産工程管理・GAP取得を支援

2017年06月21日 03時02分更新

記事提供:通販通信

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オイシックス(株)と(株)大地を守る会は20日、農業生産工程管理「GAP」(Good Agricultural Practice)の取得・運用に関する支援施策を今秋より開始すると発表した。

GAP取得の無料指導と審査料の負担を開始

 支援施策では今秋目途に、GAP取得を目指す契約農家に対し、GAP取得を無料指導し、審査料を負担する。また、大地を守る会の契約農家約2700人だけでなく、全国のGAP取得生産者向けに「生産管理アプリ」を提供する。

 これらの支援施策を活用することで生産者は、GAP取得・運用上の負担軽減、品質への信頼性向上、販路の拡大、栽培管理工数・コストの削減を図ることができる。また、オイシックスおよび大地を守る会の両社にも、品質管理コストの削減、安定した規格のサプライ確保などのメリットが生じる。

 GAPは、定められた点検項目に沿って農業生産活動の各工程の正確な実施、記録、点検および評価を行うもので、食品の安全性などについて消費者からの信頼を得ることを目的としている。2020年の東京オリンピックの選手村で提供する食材は、GAPの取得が条件とされているが、取得のための指導を受ける費用や審査料は数10万~100万円程度かかることから、現在の取得率は1%程度にとどまっている。

■農林水産省「農業生産工程管理(GAP)に関する情報」

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