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格安なのに高画質カメラ搭載&高速充電対応!

2万円台の失敗しないSIMフリースマホ「Moto G5」を使い倒そう

2017年06月26日 11時00分更新

文● 林佑樹 編集●ゆうこば

提供: モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社

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 モトローラといえば、携帯電話の始祖みたいな存在で、ガラケー時代から「どこから見てもモトローラ」という個性のあるデザインの端末を多くリリースしてきた。携帯電話・ガジェット好きであれば、海外だけでなく、国内でもよく知られるメーカーだ。もちろん、スマートフォンにも進出しており、ハイスペック端末である「Moto Z」のソリッド過ぎるビジュアルが記憶に新しい。

 そんなモトローラがお手頃な価格帯を重点的に攻略するべく用意した端末として「Moto G5」がある。2万円台に位置しつつ、機能性とビジュアル、スペックのバランスがよく、端末価格をなるべく抑えたい人向けだ。

「1300万画素カメラ」「大容量バッテリー」「指紋認証」
流行りの機能がお手頃価格で手に入る

 Moto G5は、5型フルHD解像度(1080×1920ドット、441ppi)を採用しており、サイズは幅約73×厚さ約8.7×高さ約144mm、重量約149gとなっている。低価格のスマホになるとメタルフレームの採用は少ないのだが、Moto G5はアルミニウムを採用しており、軽くしつつ、堅牢性を確保。形状はラウンドフォルムに寄っており、手にしてみると保持がしやすく、使い勝手重視の設計が伺える。

 この点はプリインストールアプリやホームアプリにも共通しており、独自アプリとしてあるのは、設定に関わるものくらいだ。

 もちろん、ハードウェア構成に合わせたOSレベルでのチューニングは施されているが、ほぼ素のAndroidを搭載していると言ってもいいくらいに、独自アプリはない。

 そのため、そのまま使用しても楽だし、何かとカスタムしたい場合にも都合がよく、シンプルさからくる道具感に富んでいる。

ホーム画面。「Moto」が独自アプリになるが、設定をするためのアプリでしかない

Android 7.0搭載なので、マルチウィンドウにも対応

アプリ「Moto」を起動すると設定項目が表示される

Actionに独自の操作体系の設定が集中している

Display項目は通知用や表示しないアプリを設定できたりする

 実用面で見てみると、定番となった指紋センサーの搭載はありがたい。ロックの解除だけでなく、指紋センサーをタップで「ホームボタン」、フリックで「バックボタン」「タスクボタン」の入力ができる「ワンボタンナビ」もあり、操作してみると、実用性重視の思想がよく伝わってくるだろう。

 また、後述しているが、ジェスチャー機能もあり、必要な操作を手早く済ませるといったことも得意な端末だ。

正面の画面下に指紋センサーがある

画面をタップしないでスイスイ操作ができるワンボタンナビは、指紋センサーの使い方として見てもおもしろい

 スペックについては、低価格帯のSIMフリースマホ的であり、CPUはSnapdragon 430、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB、バッテリー容量2800mAh。内蔵ストレージの少なさは、microSDカード(最大128GB対応)やクラウドストレージで補う形になる。

 ただ、SNSやメッセンジャー、メール、ウェブブラウジングなど中心が前提のスペックであるため、大きな問題にはならないだろう。

  Moto G5
メーカー モトローラ
ディスプレー 5型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約73×約144×約8.7mm
重量 約149g
CPU Snapdragon 430
1.4GHz(オクタコア)
メモリー 2GB
ストレージ 16GB
外部ストレージ microSD(最大128GB)
OS Android 7.0
対応ネットワーク 4G:B1 / B3 / B5 / B7 / B8 / B19 / B20 / B28 / TDLTE B38 / B40
3G:B1 / B2 / B5 / B8 / B19(B6含む)
2G:850MHz / 900MHz / 1800MHz / 1900MHz
DSDS(4G+3G) ○(今後対応予定)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(2.4+5GHz対応)
カメラ画素数 リア:1300万画素(f/2.0)
/イン:500万画素(f/2.2)
バッテリー容量 2800mAh
指紋センサー
SIM形状 nanoSIM×2
USB端子 microUSB
カラバリ ルナーグレイ、ファインゴールド

カメラは「飯テロ」写真だってお手のもの
現実に忠実なカメラは、使いこなしで光る

 Moto G5のアウトカメラは1300万画素、インカメラは500万画素となっている。アウトカメラから見ると、レンズはf/2.0で光学手ぶれ補正はないものの、比較的暗所に強い仕様だ。

 オートで撮影する場合、暗所では手ぶれを抑制するため、ISOが高く設定されがちでディティールが崩れがちだが、プロフェッショナルモードで細かくシャッター速度やISO感度、ホワイトバランスなどを細かく調整できるため、意識してオートとプロフェッショナルモードを使い分けていくといいだろう。

 描写の傾向としては、メーカーの味付けはなく、白を真っ白に捉えようとするので、暖色系の光源の多い環境ではややキツい色になりがちだが、この点のプロフェッショナルモードで回避可能だ。価格相応の部分だが、把握しやすい描写傾向なので、慣れるまでにそれほど時間はかからないだろう。

晴天での撮影データ。特定の色が際立つような描写ではなく、逆にいえばInstagramなどで加工しやすい(写真のクリック後、実際の画像データを表示します)

日没手前の写真。HDRの効果は控えめで、見ている感じに近くなりやすい(写真のクリック後、実際の画像データを表示します)

ご飯写真。暖色系光源よりも寒色系光源のほうが映えた絵になりやすい。露出は思いっきりフラットなので、タップして少し持ち上げるといいだろう(写真のクリック後、実際の画像データを表示します)

夜間の場合は、街灯などの光源があるところ限定と考えよう。ISO800あたりを目安にプロフェッショナルモードで調整していくと、イイ感じになりやすい(写真のクリック後、実際の画像データを表示します)

プロフェッショナルモードの画面。モトローラ端末で共通するUIだ

 インカメラには、もはや必須機能となっているビューティーモード機能が搭載されている。自動と手動があり、手動の場合はスライダーを調整することで、ビューティー度を調整できるため、自撮りライフが多い人向けである。

 ただし、補正対象は質感中心で色については、アウトカメラと同じ傾向だ。そのため、晴天下ではそのままでもいいが、LED光源や蛍光灯下の場合は、白が強く出てしまいがち。色だけサードパーティー製アプリで調整するといいだろう。Moto G5のディスプレーは発色がフラットであるため、微妙な調整も得意だ。

画面上部にある顔アイコンからビューティーモードを設定できる

顔検出時には色合いを肌色中心に行なうため、色が少し変化する。またビューティーモードは段階設定で1〜7段となっているが、MAXでも際立って美化しました的な処理ではない

ビューティーモードで撮影してみたもの

Moto G5にLightroom Mobileをインストールして、色かぶりを補正しつつ、自然な彩度を+15してみたもの。パネルの発色が素直なので微調整がやりやすい

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