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【格安SIM特集】もう迷わない! 格安SIMの乗り換え法 第1回

なぜ格安SIMは安いのか? キャリアSIMとの違いも丸ごと解説

2017年06月22日 17時00分更新

文● 島徹 編集●ASCII編集部

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格安SIMに乗り換え! 契約方法やサポートは?

 格安SIMの契約方法だが、各社とも基本はネットでの手続きとなる。MNPでの乗り換えの場合は、手続き後SIMなどが到着してから回線切り替えのタイミングを指定できる事業者が多い。

 このほか、一部事業者は都市部を中心に専門ショップを開設するほか、大手量販店での契約も受け付けている。対面で契約したいユーザーや、スマホをセット購入する際に実端末を確認したいユーザーはこちらを使うと良いだろう。

格安SIMは各社とも、オンラインショップの契約受付を中心に展開している

 実際の契約時は、対応スマホをセット購入して契約するか、SIMだけを契約するかを選ぶことになる。初心者の場合は、SIMの動作確認が取れているスマホとのセット販売での導入がオススメだ。

 とにかく月の支払い額を抑えたい場合は、SIMだけを契約して手持ちのスマホで使うこともできる。だが、格安SIMが手持ちのスマホで動作するかは、格安SIM事業者のウェブサイトなどで自分自身で調べる必要がある。端末によってはスマホのSIMロック解除手続きも必要だ。これらの作業をスムーズにできるなら、料金が安く済むSIMだけの契約がお得だ。

楽天モバイルなどは、スマホとのセット販売に積極的。定期的にセールを実施している

 格安SIM契約後のサポートは、基本メールか電話が中心だ。サポート内容も契約や接続に関するものが中心で、ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアほど手厚くはない。スマホの修理も、補償サービスなどに入っていない限りはスマホのメーカーに直接問い合わせることになる。

 スマホの設定方法や操作方法など細かい対面サポートを受けるには有料サービスの契約が必要となる場合が多い。安さの代わりに、スマホやデジタル機器の操作に不慣れなユーザーがひとりで契約するにはややハードルが高いとも言える。

キャリアメールと音声通話の違いは?

 今でも「○○○○○@docomo.ne.jp」などのキャリアメールまたはケータイメールで呼ばれるメールアドレスは現役だ。知人との連絡がLINEなどのSMSやGmailに移行したユーザーは問題ないが、今でもケータイ利用者とのメールが多いユーザーの場合はキャリアメールを使えないと不便だ。なぜかというと、通常のPC向けメールアドレスからキャリアメールにメールを送っても、ケータイの迷惑メールフィルターにかかったり、PCメールを除外する設定をしていると届かないからだ。

 格安SIMへ移行すると、当然キャリアメールは使えなくなる。だが、例外としてY!mobileとUQ mobileが発行するメールアドレスに限り、キャリアメール扱いでケータイの迷惑メールフィルターにかからず相手へ届けることができる。もちろんメールアドレスは変わってしまうのだが、ケータイユーザーとの連絡が多いユーザーは注目だ。

Y!mobileは無料で「○○○○@ymobile.ne.jp」、UQ mobileは月額216円で「○○○○@uqmobile.jp」のキャリアメールを利用できる

 音声通話は、前述の通り格安SIM事業者が通信設備を借りているドコモなどのエリア内なら問題なく利用できる。もし、格安SIMを使うスマホがiPhone 6以降や、ドコモなど接続先ネットワークのVoLTE対応機種なら、高音質なVoLTE通話も利用できる。

 通話料金は通常30秒/21円だが、楽天モバイルなどは専用通話アプリを使うことで30秒/10.8円の通話料を実現。通話品質は通常の通話の仕組みを使うため、安定性や番号通知などは通常の通話とほぼ同じだ。また、通話定額サービスに対応した格安SIMも増えている。Y!mobileやUQ mobileのほか、楽天モバイルやフリーテル、OCN、IIJmio、BIGLOBEなどは、基本プランまたはオプションへの加入で1回あたりの通話を決まった分数だけ無料にできる。

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