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プリンストンのデジギア道 第61回

会議がワイヤレス天国に早変わり!?

iPhoneと「EZCast Pro LAN」の組み合わせで劇的にスムーズなプレゼンを実現する!

2017年06月27日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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プレゼンが捗る「EZCast Pro LAN」をレビュー!

たとえば、こんな会議があったとする

 想像してほしい。たとえば玩具メーカーで、新製品開発に関する会議があったとしよう。

ここはとある玩具メーカーのミーティング(イメージ)

 2017年から2018年の冬季にかけ、新たな商品を発売したい。どんな製品を作ろうか。男児向けか、女児向けか。対象年齢は? 今回の会議では、開発にかかわる社員全員が自分のアイディアを順に発表していくものとしよう。プレゼンの持ち時間は1人およそ5分。質問タイムは3問までの3分+予備時間。計15名の社員がプレゼンを実施する2時間半の会議である。

 颯爽と壇上にのぼる社員A。

社員A 「さて、プレゼンに入る前にこの映像をご覧になっていただきたいと思います」

 なんだろう? 何を見せてくれるんだろう? 注目する参加者たち。社員Aは2017年、空前の大ブームを巻き起こしている「ハンドスピナー」が回転している映像を見せたのち、ハンドスピナーにチップを組み込み、総回転数や回転時間、回転効率の高さなどを算出し、それを元にした数値で競う対戦型玩具「スーパーハンドスピナー」を提案するつもりだ。しかし様子がおかしい。

社員A 「あれ? ちょっと、すみません。プロジェクターの調子が悪いみたいで。あれ? PCのほうかなあ。あ、つながったかな?」

もうだめだ……みんな聞いてくれない。もうプレゼンができない……

 こうしている内にもプレゼンの時間は削られていく。このメーカーでは社員のほとんどがBYOD(Bring Your Own Device=私用デバイスの業務利用)。そしてプロジェクターにPCを接続する手間もプレゼンの時間に含まれる。課長がきっちりとストップウォッチで時間を図っており、時間内に終了できなかった部分は、会議終了後にメールであらためて共有するかたちとなる。公平性の面からも、例外は許されない。社員Aはプロジェクターの使用を諦め、スピーチ形式で説明することにした。

社員A 「2017年の4月頃より、ハンドスピナーという玩具が流行しています」

え? ハンドスピナー? 俺たち、もう持ってるけど?

 社員Aがふと会議室の後ろのほうに目をやると、社員たちがにやにやしながら、ハンドスピナーを手の上でクルクルと回転させています。社員Aはこれで意気消沈。まだ話し始めたばかりだが、早くもスピーチに向かう気力が削がれてしまった。結局、魅力的なスピーチを展開できず、プレゼンの結果は散々なものに。

 すべてはフィクションだが、こんな悲劇が起きてはならない! そして日本のどこかでは、こんなこともあろうかと思われる。

EZCast Pro LANを知っているか!

 会議室の映像出力機能を高める選択肢はいくつかあるだろう。そのなかでも導入の手軽さ、そして利便性からおすすめできるのは、プリンストンの販売する「EZCast Pro LAN」である。

 まず名前からして「EZ=easy」がついており、おそらく簡単に「投映=cast」できるものと思われる。実際に使ってみよう。

これは本体。大きめのポータブルWi-Fiルーターくらいの大きさと言える

 本体は手のひらに乗るサイズで、ちょうど大きめのポータブルWi-Fiルーターに値するサイズだ。

電源ケーブルのほか、HDMIに対応しないモニターと接続する際に利用するVGAアダプターなどを同梱

接続イメージ

「ワイヤレスプレゼンテーションシステム」というジャンルで販売されているが、平たく言えばセットトップボックスに類するものであり、HDMIでモニターやプロジェクターに接続しておくと(付属のアダプターを利用すればVGA接続も可能)、Windows PCやMac、スマートフォン、Androidの映像をワイヤレス出力できる。

 ここではiPhoneと接続してみよう。使用にあたっては、「EZCast Pro LAN」本体とプロジェクターやテレビなどのモニターをHDMIケーブルで接続した上で、本体背面のLANポートにルーター経由でLANケーブルを接続する。無事にEZCast Pro LANが接続されると、モニター側にはSSIDとパスワードを含んだ設定画面が表示される。

LANポートを搭載するため、LANルーターと有線でも接続できる

無事にEZCast Pro LANが接続されると、モニター側にはSSIDとパスワードを含んだ設定画面が表示される

アプリのインターフェースは、必要最低限なイメージ

 次に、iPhone、スマートフォン側に専用アプリ「EZCast Pro」をインストールし、ガイドに従ってEZCast Pro LANに接続しよう。ホスト側のWi-Fi画面から接続したモニターに表示されているSSIDを探し、パスワードを入力した上でアプリを立ち上げ、検出されたEZCast Pro LANをタップすればOKだ。

 このアプリにはいくつかのモードがあり、iPhoneのライブラリーから写真を選択して投影したり、ウェブのコンテンツをそのまま投影したりといったことが可能だ。

 さらには「Camera」といったタブも用意されており、こちらは内蔵のカメラと連動して、撮影画面をリアルタイムでキャストする機能。これを応用すれば、手元の資料や商材などをカメラで撮影しつつ、プレゼンを進めるといったことも可能になるだろう。

「Web」のタブには、あらかじめ4つのサイトがブックマークがされている

ライブラリーから写真を選択する画面

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