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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第411回

第8世代Core iシリーズは年内投入 インテル CPUロードマップ

2017年06月12日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII.jp

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 既報の通り、インテルはCOMPUTEXでCore-Xシリーズを発表するとともに、第8世代のCore iシリーズについても言及した。そこで、久しぶりにインテルのデスクトップCPUのロードマップを更新したい。前回は2016年12月だったので、半年振りである。

2016年~2018年のインテルCPUのロードマップ

Core i7からCeleronまで一斉に発表した
Kaby Lake

 まず1月4日、予定通りインテルはKaby Lakeベースの製品を発表した。個人的にやや意外だったのは、まずCore i7/i5、次いでi3、最後にPentium/Celeronというこれまでのインテルの展開の仕方ではなく、Core i7からCeleronまで一斉に発表したことだ。

 もっともこの頃のインテルはAMDによるRyzenの投入にやや怯えていた時期でもあり、それもあって少し早めに上から下までまでKaby Lakeで展開をかけたということかもしれない。

Kaby Lakeこと第7世代Coreプロセッサー

 こちらは先のレポートにもあるように、Skylake世代と比較しても若干動作周波数が上がり、また同一周波数なら消費電力が下がるといった具合に、わりと素性の良い製品となった。Skylake世代は無理矢理動作周波数を上げていた感があったのが、だいぶまともになった印象である。

1つのソケット内に搭載されるコア数で分類を変える
Xeon Scalable

 Kaby Lakeに続いてインテルはSkylake-SP(Skylake-ScalablePlatform)と呼ばれる新しいダイを用意した。"Skylake"という名称ではあるが、利用されているのは14nm+のプロセスなので、実質的にはKaby Lakeと同一世代のコアである。これはXeon Scalableファミリー向けのものだ。

 従来インテルは、サーバー向けのXeonをCPU数(厳密に言えばCPUのソケット数)で分類していた。具体的には以下の具合だ。

これまでのXeonラインナップ
Xeon E3 ワークステーション、およびエントリサーバー向けの1ソケット向け。QPIなし。
Xeon E5 普及帯向けの2ソケットサーバー向け。QPI1本。
Xeon E7 ハイエンド/ハイパフォーマンス、および高信頼性向けの4~8ソケットサーバー向け。QPI3本。

 QPIがCPU同士を接続するI/Fであり、このQPIの本数を増やすとCPUの価格も上がる仕組みである。もっとも2P構成のXeonでもジサトライッペイの挙動を不審にするには十分な価格なのだが。

 ただこうしたラインナップの分類方法が、昨今のトレンドに合わなくなってきているのも事実だ。以前はスケールアップという1台のサーバーの性能をひたすら上げる方式がメインだったのが、最近はスケールアウトという性能の低いサーバーを大量に並べる方式が主流になっており、ソケット数よりもむしろ1つのソケット内に搭載されるコア数でラインナップを変える方が現実的になりつつある。

 こうした動向を受けて5月に発表されたのがXeon Scalableである。もっとも現時点ではまだコンセプトに近いもので具体的な製品ラインナップなどは未公表であるが、以下の分類になる。

Xeon Scalableのラインナップ
Xeon Platinum HCC(High Core Count)と呼ばれるダイを利用し、ソケットあたり最大28コア製品を提供。完全なRAS(Reliability/Availability/Serviceability:信頼性/可用性/保守性)機能が提供される。
Xeon Gold MCC(Middle Core Count)と呼ばれるダイを利用し、ソケットあたり最大18コア製品を提供。一部のRAS機能が提供される。
Xeon Silver LCC(Low Core Count)と呼ばれるダイを利用し、ソケットあたり最大12コア製品を提供。部分的なRAS機能が提供される。
Xeon Bronze LCCを利用するが、1P構成のみで、メモリーチャネルも削減される。最小限のRAS機能が提供される。
Xeon Scalableの性能は、現時点ではVM(仮想マシン)を従来比で2.7倍のスループットで実行できるとされるが、いまいちわかりにくい

 ちなみにその他の特徴としてXeon Bronzeを除くと以下の特徴がある。この新しいXeon ScalableのプラットフォームはPurelyというコード名で知られており、Xeon Bronze以外はすべてPurelyプラットフォームを利用する予定だ。

  • DDR4をソケットあたり最大6ch利用可能
  • CPU同士はあたらしいUPIと呼ばれるI/Fで接続される
  • PCI Expressは48レーン以上

 このXeon Scalableファミリーの投入は2017年中旬ということで、おそらくは今月中になにかしら発表があると思われる。

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