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ベンチマークやバッテリー駆動時間をチェック

省電力Core i7-7Y75の性能は? 新「XPS 13」のパワーを知る

2017年06月09日 09時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

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デルの「XPS 13 2-in-1」

 ディスプレーが360度回転するヒンジ機構を備え、利用シーンに合わせて「ノートパソコン」、「テント」、「スタンド」、「タブレット」などのスタイルに変形できるデルの2in1パソコン「XPS 13 2-in-1」。狭額縁デザインを採用したコンパクトな本体には、インテルの第7世代Coreプロセッサー「Kaby Lake-Y」が搭載されている。今回はその気になるパフォーマンスをチェックしてみた。

TDP4.5Wの低消費電力プロセッサーを搭載

 XPS 13 2-in-1に搭載されているCPUは、Yシリーズの第7世代Coreプロセッサーで、開発コードネームが「Kaby Lake-Y」と呼ばれるもの。これは従来の「Core m」に相当する低消費電力プロセッサーで、2in1 パソコンやタブレット向けにTDP(熱設計電力)が4.5Wに抑えられている。

CPUはCore i7-7Y75(1.30GHz/ターボブースト時最大3.60GHz)が搭載されている

 今回試した「XPS 13 2-in-1 プラチナハイエンド・QHD+タッチパネルモデル」には、Yシリーズの中でももっともパフォーマンスに優れたCore i7-7Y75(1.30GHz/ターボブースト時最大3.60GHz)が搭載されていた。グラフィックスはCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 615で、メモリーは16GBのLPDDR3 1866MHzという構成だ。

 低消費電力のCPUということで、パフォーマンスはどのくらいあるのか、処理性能は十分なのかが気になるところ。そこで、いくつかのベンチマークを実行してみることにした。

 まず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」では、次のような結果になった。

WinSAT.exeの結果
プロセッサ 7.5
メモリ 7.7
グラフィックス 6
ディスク 8.25
WinSATの結果

 スコアを見ると第6世代のCore i5-6200Uと同じかやや劣るレベルで、思った以上に処理性能が高い。続いてパソコンの総合的なパフォーマンスを見るPCMark 8の「Home accelerated」では、下図のようになった。

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア
Score 2725
Web Browsing - JunglePin 0.401s
Web Browsing - Amazonia 0.173s
Writing 5.97s
Casual Gaming 21fps
Video Chat playback 1 v2 Accelerated 30.0fps
Video Chat encoding v2 Accelerated 66.3ms
Advanced Photo Editing 1 Accelerated 0.250s
PCMARK 8 HOME ACCELERATEDの結果

 総合スコアが2725となり、なかなか健闘している印象だ。そこで、「CINEBENCH R15」を試したところ、OpenGLが33.61fps、CPUが229cbとなった。さらにグラフィックスの性能を見るため3DMARKを試してみたところ、次の結果になった。

CINEBENCH R15の結果
3DMarkスコア
Fire Strike 669
Sky Diver 2716
Cloud Gate 4716
Ice Storm Extreme 31948
Ice Storm 40406
3DMarkでは、Sky Diverで2716というスコアになった

 ミドルレンジパソコン向けの「Sky Diver」が2716となった。Skylake世代のCore m5-6Y54(1.1GHz/最大2.7GHz)が2580だったので、着実に性能は向上しているようだ。テスト環境にもよるが、性能的には第6世代のCore m5-6Y54とCore i5-6200Uの間くらいに位置付けられそうだ。

 ゲーム系のベンチマークもいくつか試してみた。まず、ドラゴンクエストX ベンチマークソフトは次のようになった。

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト スコア
グラフィック設定 解像度 スコア 評価
低品質 1280×720 6192 快適
標準品質 1280×720 5403 快適
最高品質 1280×720 4523 普通
低品質 1920×1080 3527 普通
標準品質 1920×1080 3122 普通
最高品質 1920×1080 2419 やや重い
ドラゴンクエストX ベンチマークソフトの結果

 同様に「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編」と「FINAL FANTASY XIV: 紅蓮の解放者」も試してみた。

FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編
1280×720 標準品質(ノートPC) 3990 快適
1280×720 高品質(ノートPC) 2527 やや快適
1280×720 最高品質 1549 設定変更を推奨
1920×1080 標準品質(ノートPC) 2062 普通
1920×1080 高品質(ノートPC) 1265 設定変更が必要
1920×1080 最高品質 806 動作困難
FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編の結果
FINAL FANTASY XIV: 紅蓮の解放者
解像度 品質 スコア 評価
1280×720 標準品質(ノートPC) 2234 普通
1280×720 高品質(ノートPC) 1595 設定変更を推奨
1280×720 最高品質 1113 設定変更が必要
1920×1080 標準品質(ノートPC) 1294 設定変更が必要
1920×1080 高品質(ノートPC) 759 動作困難
1920×1080 最高品質 537 動作困難
FINAL FANTASY XIV: 紅蓮の解放者の結果

 さすがにフルHDの最高品質だと動作自体も厳しいが、解像度と品質を抑えればそこそこ快適にプレーできそうだ。いずれにしろ、本機の用途や利用シーンを考慮すれば、十分すぎる性能だといえるだろう。

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