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Astell&Kernの新フラッグシップ機が国内発表

高級ハイレゾ機の頂点を更新した「A&ultima SP1000」の魅力

2017年06月16日 11時00分更新

文● きゅう 編集●ASCII

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特徴あるデザインに加え、GUIの進化も

 本体サイズはおよそ幅75.8×奥行き16.2×高さ132mmで、重量は約386.6g(カッパー版は397.9g)。AK380 SS(約79.8×17.9×112.4mm、重量約340g)と比較して、本体はだいぶ大型化したが、単体での重量はそれほど変わらず、AK380 AMP SS(約163g)装着時よりはだいぶ軽い。

3.5mm3極性の端子に加えて、2.5mm4極のバランス駆動用端子も持つ

 reddot design award winner 2017も獲得した本製品は、原石を多面的にカットし、研磨した高価な宝石をイメージした特徴あるデザイン。例えばボリュームホイールは様々な角度から光を反射するさまを表現している。エッジ部分の落とし方なども精度が高く、AK240以降取り組んできた、光と影の演出を継承しつつ、より高級感あふれるデザインになった印象だ。

 GUI変更も新機種のポイントだ。従来はホーム画面にまずメニューが表示されたが、今回からアルバムアートと再生画面が表示される。画面上の「A」を押すとメニューが表示されるが、ホーム画面で上下左右にスワイプすることでも、選曲画面やプレイリスト画面、通知パネル、再生履歴などが参照できる。慣れるとスピーディーに目的の機能が呼び出せそうだ。

ホーム画面、左上の「A」がメニュー画面、右上の線が並んでいるアイコンが再生リスト表示、ジャケット写真下の左矢印が直前の画面に戻る、その右の「+}が再生リストの追加、中央が再生リストの参照となっており、再生画面を中心にわかりやすくホーム画面が整理された

GUIの変更点

 UI面では左端のバックボタンが割と便利に使えた。なお、下からのスワイプで表示される再生履歴はタップしてすぐ曲の再生ができるわけではなく、一段深いメニューで一度再生リストに入れる必要がある。

メインメニュー。ホーム画面の右スワイプで表示できる

上からのスワイプで表示させる設定用UIは、アイコンが大きくわかりやすくなった

下スワイプで出てくる再生履歴画面、ここで曲をタップしても直接再生はできず、一度プレイリストに入れる必要がある

 付属ケースは北欧のタルンショファルベーリ製の天然皮革で、木製の箱に入れて出荷される。microSDカード用トレーの開閉に使う、EJECT PINは「A」ロゴデザイン仕様となる。ちなみに、AK380で用意されていた拡張アクセサリーのうち、AK Ripperに関しては使用できるようになる見込み。アンプの投入に関しては、検討中だが単体で十分な駆動力があることもあり、自社開発ではなくサードパーティーの開発に委ねる可能性も高いようだ。そのためにピンアサインなどの情報を積極的に開示していくとする。

プレイリスト・再生リストへの楽曲追加も分かりやすくなり、上部の矢印と「+」のアイコン、リストと「+」のアイコンを押すことで設定する

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