人気機種の後継モデル『MX Master 2S』も! ロジクール新マウスがすごい 第2回
3台のPCをまたいでデータ移動!? 最強次世代ワイヤレスマウス『MX Master 2S』が凄い
2017年06月09日 11時00分更新
充電はUSBから可能で、フル充電で70日間利用できる!
前モデルからの大きな変更点として、バッテリー駆動時間が増え、1回のフル充電で使える日数が40日から70日にまで延びている。充電は専用のクレードルなどではなく、一般的なマイクロUSBから行なえるため、電池切れになっても充電しやすいのが魅力だ。充電しながらでも利用できるほか、3分間の充電で8時間利用可能な高速充電に対応しているので、電池切れであわてることはない。
電池のおおまかな残量は、電源投入時に表示される側面のLEDで確認可能。また、Logicool Optionsの画面からも確認できるが、細かな数値はわからず十分かどうかの表示だけとなるのが残念だ。とはいえ、高速充電に対応しているだけに、電池の残量はまず気にしなくて大丈夫だろう。
『Logicool Options』でのカスタマイズがキモ
先程もすこし触れたが、設定やボタンのカスタマイズなどができるソフトのLogicool Optionsをどう活用するかで、『MX Master 2S』の利便性は大きく変わってくる。ソフトをインストールしなくてもスクロールなどの基本的な機能は使えるが、SmartShiftの感度が変えられない、ジェスチャー操作ができないといった制限があるため、基本的にはインストールして使っていくのがベターだろう。また接続先を自動で切り替え、複数のPCを横断して操作できる“Flow”を使う場合も、Logicool Optionsが必要だ。
このソフトの便利なところは、ボタンなどを自分好みにカスタマイズできるだけでなく、その設定をアプリケーションごとに変えられることだ。サムホイールをエクセルでは水平スクロール、メディアプレーヤーでは音量調整といったように、同じボタンを別の機能として利用できる。また、高速スクロールもしたいブラウザーやエクセルではSmartShiftをオンにし、それ以外ではラチェットモードに固定する、といった設定も可能となる。
金額に見合うだけのリターンが得られるハイエンドマウスの正統進化
単純にPCを操作したいだけなら1000円以下のマウスでも目的は達成できるが、快適に、便利に使えるという面では疑問が残る。『MX Master 2S』は価格こそ手頃とは言えないものの、3台のデバイス切り替え、SmartShiftによる軽快なスクロール、場所を選ばず使える高精度センサー、素早い再接続、実用性の高いボタン機能、カスタマイズ性など、マウス利用で不満に感じる部分を丁寧に除外し、便利な機能を多数搭載しているのが魅力といえる。多機能マウスが欲しい人はもちろん、長時間の利用で手首や指に負担がかかっているなど、今使っているマウスに不満を感じているのであれば、1度使ってみて貰いたい製品だ。
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