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低価格帯の東芝「dynabook VZ42/B」は人気なのも納得のよさ

2017年06月01日 11時00分更新

文● 西牧/ASCII

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薄くて軽いdynabook VZ42

 東芝クライアントソリューションの「dynabook VZ42/B」はウェブ直販「dynabook V」シリーズの中でエントリーにあたる。人気モデルでもあるようで、現在は購入できるが在庫なしの状態が続いていた。

 主なスペックはCore i3-7100U、8GBメモリー、128GB SSD、OSはWindows 10 Homeで、ディスプレーはタッチ対応の12.5型(1920×1080ドット)。光学ドライブはなく、インターフェースはUSB Type-C×1、マイク入力/ヘッドフォン出力端子×1、USB 3.0×1と必要最小限に抑えられている。だが、ビジネス用途も想定してか、HDMI/RGB/USB 3.0/有線LANポートが備わっている拡張アダプターが標準で付属。端子類は持ち歩くモバイルノートと考えたら十分だろう。

左側面にはUSB Type-Cとマイク入力/ヘッドフォン出力
右側面には電源スイッチとUSB 3.0が備わっている
拡張アダプターは最近の大型スマホよりは小さく、重さも実測98gと軽いのでバッグに忍ばせておくと便利

 価格はMicrosoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス付きで17万8200円。

エントリーでもdynabook Vのよさをしっかり持つモデル

 改めてだが、dynabook Vシリーズの製品ポイントは、

・軽量
・堅牢
・長時間駆動

 の3つが挙げられる。

 重量はおよそ1099gで、ほかの12型ノートPCを見ても軽い部類に入る。片手で持っても、鞄に入れて遠出も問題ない。タブレットのように持ちながら操作は少し疲れるが、短時間であれば無理な作業ではない。

 ボディーはマグネシウム合金を、液晶はコーニングの「Gorilla Glass 4」を採用している。こうした素材のほかに、強度確保のためのシミュレーション、パームレスト部に補強リブ構造の取り入れ、落下試験やヒンジ開閉試験などの耐久テストによって、堅牢性を担保している。

 バッテリー駆動時間はおよそ17時間(JEITA Ver.2.0)。実際YouTubeを観続けたり、マストドンのTLを追いかけたりと、アクティブに使うともう少し短くなるだろうが、半日程度であればバッテリーの残量を気にする必要はない。

 dynabook VZ42/Bのよさは、こうしたdynabook Vシリーズの強みをしっかり持っていながら、“モデルの中では”低価格である点だ。ほかの機種だと、たとえば上位モデルにはバッテリーをオプションで付けて駆動時間に差をつけるということもあるが、dynabook Vのモデル差はCPUとSSDだけ。これくらいの違いであれば用途によってはある程度スペックを落としても問題ない、むしろdynabook Vをお得に買えるならOKという考え方もある。

 同じように考えている人が多いので、ウェブ上では人気が高いのだろう。

動画も楽しめて、簡単な編集もできそう

 スペックは抑えめでもいいとは言いながら、実際はどの程度のことができるのかは気になるところ。使ってみるとWordで長文作成、ネットサーフィン、動画閲覧はもちろん余裕。動画を観ながら企画書をつくるのもまったく問題なかった。といってもこのあたりは当たり前。

 そこでYouTubeで、どれくらいの解像度まで再生できるか試してみた。

 いくつかのソースを閲覧したところ、1440pまでの動画であればスムーズに再生できた。しかし、4K画質にすると途端に読み込みに時間がかかり、動画が止まる。外部ディスプレーに接続して4k動画を観るのは正直厳しい。だが、dynabook VZ42/B自体はフルHDのディスプレーなので、外部出力しなければ十分だ。

 実際夜な夜なAmazon プライムビデオで映画やドラマを観ているが、dynabook VZ42/Bで不満に思ったことはない。余談だが、ようやく「高い城の男」シーズン1を観終えて、大変おもしろかったのだが、ドラマに出てくるジュリアナは少し自由奔放すぎるのではないか。あんな女性が身近にいたらたまったものではないと思うのだが、言い出したらキリがなさそうなので、興味があれば観ていただきたい。

動画を観る際はディスプレー部分を折ってこの状態にしている。キーボードなどの余計なものを見ずに済むので、動画に集中しやすい

 もうひとつ試したのは動画編集。編集ソフトの多くはCPUへの負担が大きく、スペックが非力だとすぐにマシンが止まってしまう。

 今回テストのために「Wondershare Filmora」で30分ほどの動画を簡単に切り貼りしてみた。動作環境はCPUが「Intel または AMD CPU、2GHz またはそれ以上」、メモリーは最低2GB以上、ストレージは10GB以上の空き容量推奨となっている。

 動かしてみると作業自体はこなすことができ、止まったり落ちたりすることはなかった。しかし、CPUは常に80~90%ほど使用しており、ながら作業をするのは難しいだろう。また、書き出しの際にファンの音が目立ち始め、時間も相当かかったので、余裕をもちたいのであれば、Core i7-7500U搭載の「dynabook VZ72/B」、「dynabook VZ62/B」の購入をすすめたい。

 とはいえ、作業自体はできそうなので、FacebookやInstagramにアップするくらいの動画や短い時間の映像を軽く編集する、という用途ならdynabook VZ42/Bでもいけそうだ。

動画の書出し中はCPUの負荷が常に90%以上。ほかの作業はしない方がいい

 なお、dynabook Vシリーズには「CyberLink PowerDirector 14 for TOSHIBA」が標準で付属し、dynabook VZ42/Bにも入っている。動画を編集するならPowerDirectorを使うのもいい。

 エントリーモデルと聞くと、低価格にする代わりにスペックを落とした、というイメージを持ってしまいがちだが、dynabook VZ42/Bは違う。dynabook Vのよさをしっかり持ち、スペックもモバイルノートとして文句のない落としどころになっている。

 難があるとすれば価格で、直販で18万円弱はエントリーといえども足踏みしてしまう人がいるだろう。堅牢性は十分なので、数年使い続けるつもりで購入を検討するのが現実的だ。

 ちなみにご存じの方もいるかもしれないが、東芝の会員サイト「Room1048」に登録すると14万940円で購入できる。会員登録は無料なうえ、3万7260円オフになるので活用しない手はない。

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