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「World of Tanks」世界大会は開催地ロシアのチームTornado Energyが優勝

2017年05月29日 16時30分更新

文● 南田ゴウ/ASCII編集部

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 5月27~28日の2日間、オンラインタンクバトル「World of Tanks」の世界大会決勝「Wargaming.net League The Grand Finals 2017」が開催された。APAC、CIS、ヨーロッパ、北アメリカのトーナメントを勝ち抜いた全12チームがモスクワに集結、7名制で7本先取のeSportsルールで激闘を繰り広げた。

会場はモスクワ近郊のVTB Ice Palace

来場者は優勝の証であるモノリスに触れて自由に記念撮影できた

会場内にはWargamingのオリジナルグッズが購入できるショップも設営

戦車と自分の写真を合成するAR体験も実施

Gear VRを利用したVRもあり。装着すると対戦会場をVRで見渡せる

MSIはゲーミングPCのWoT試遊スペースを用意

戦車型の超大型寄せ書きパネル

 世界大会決勝前に導入された大規模アップデート9.18で大幅にゲームの戦略が変わったせいか、準々決勝は波乱含みの展開。2016年チャンピオンで優勝候補の一角であるNatus Vincere G2A(Na'Vi)が早々に敗退したほか、これまでは目立った活躍が少なかった北アメリカ地域のチーム、Elevateが準決勝に駒を進めた。

北アメリカのチームElevateが躍進。これまでのロシア、ヨーロッパ中心の勢力図が変わりつつある

 準決勝には先述のElevateとヨーロッパの新チームDiNG、CISのNot So SeriousとTornado Energyが駒を進めた。ちなみにTornade Energyは2015年に世界チャンピオンに輝いたHellraisersが母体だ。

 対戦の様子は中央スクリーンの左右にある縦型スクリーンで確認できるようになっている。各選手のHPやダウン状況、エイム時間、スポッティングの有無がひと目でわかるようになっており、左右を囲むバーでチーム全体の残りHPを表示。各選手の位置は俯瞰図とポイントごとに細かく切り替えられ、視聴者が戦況をひと目でわかるようになっている。

 決勝はTornado EnergyとDiNGが争われた。勝敗の的中率8割を超えるというロブスターのマスコット、トマトはTornado Energyを選択。その予想通り、Tornado Energyが終始有利に対戦を進めた。第1戦、第2戦はTornado Energyが連取。第3戦はDiNGがSPGを投入してスポットを担うBT-25Tを連続撃破して勝利した。

ロブスターのトマトはTornado Energyの勝利を予想

 ドラマチックだったのは2対1で迎えた第4戦。SPGを投入したDiNGは4台の戦車で突撃したTornado Energyをスポットし続け、一気に2台撃破。これで勝負ありかと思われたが、逆にSPGとスポッターを立て続けに撃破されてイーブンに。最後に賭けに出たTornado Energyは攻撃力の高いType-5に味方を撃破された間隙を突いて最後に残ったBT-25tが突進、一気に2台を倒して逆転勝利した。

 最終結果は7対2で、Tornado EnergyがWargaming.net League The Grand Finals 2017の頂点に君臨。優勝賞金総額30万ドルを獲得するとともに、優勝チームの証であるモノリスを高く掲げた。


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