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戦略を練った正確無比な攻撃も人間的なミスが勝負を決めたようだ

人工知能vs世界一の棋士、第2局もアルファ碁の勝利

2017年05月26日 18時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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「Future of Go Summit」

 Google DeepMindの囲碁人工知能「アルファ碁」と世界一の棋士である柯潔氏と対戦「Future of Go Summit」。5月25日に第2局が開催され、アルファ碁が第1局に続いて勝利した。

 第1局はアルファ碁が僅差で勝利したが、柯潔九段は戦略として乱戦に持ち込むように攻撃的な手を繰り返し、乱れた対局ではあるもののミスのない完璧な手を打った。アルファ碁はここ1年、「Master」という匿名プレーヤーとしてオンライン囲碁に登場、60連勝を続けてきた経緯があるが、Masterとして対局した中でも最も伯仲した勝負となったという。

 柯潔九段も「今回は勝機があった」とコメントしたほどだが、「勝利できると思った興奮から、まずい手を打ってしまった」という人間らしいミスが効いて勝利を逃してしまったという。

 DeepMindのアルファ碁プログラマーのデイブ シルバー氏も「アルファ碁は対戦中に調子を尋ねることができるが、本当に勝利を確信したのは対戦の終盤に入ってからだった」と答えるなど、世界一の囲碁プレーヤーと、囲碁においては世界一の人工知能が驚くべき高みで勝負していることが伺える。

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