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価格は10万円台でコスパも高い!

会社で使うノートPCを大画面17.3型にしたら予想以上に作業効率が上がった

2017年05月31日 11時00分更新

文● 八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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仕事で17.3型大画面ノートパソコン「STYLE-17FH053-i7-HNFS」を使い始めた

 最近、会社で作業する際にいつも使っているモバイルノートパソコンだと、文字が小さくてつらいなと思い始めた。そこで、ノートパソコンとディスプレーを接続して2画面にしてみたのだが、多少の作業効率は上がったものの、2つの画面を行ったり来たりして作業するのが面倒で、どうにか1つの大きな画面で作業したいなと模索を始めた。

 だったらデスクトップパソコンを使えばいいじゃないかと思った人も多いだろうが、私の机の上にはデスクトップを常に置いておくスペースがない。記事に必要な資料や、検証するパソコンを置く必要があるだからだ。また、机の下にも色々と物があるので、デスクトップを設置するのが難しい。

 そこで思い立ったのが、大画面ディスプレーを搭載するノートパソコンだ。ノートパソコンであれば1台置くスペースさえ確保してしまえば、別途ディスプレーを置くスペースを作る必要もない。

 現在仕事では、原稿を作成するだけでなく、撮影した写真を簡単に編集したりする必要もあるので、Core i7にSSDを採用するそこそこ性能のいいモバイルノートパソコンを使っている。このモバイルノートパソコン性能を保ちつつ、大画面ディスプレーを搭載するモデルを探していて見つけたのが、ユニットコムが販売しているiiyama PC STYLE∞の「STYLE-17FH053-i7-HNFS」だ。

STYLE-17FH053-i7-HNFS

 STYLE-17FH053-i7-HNFSは、17.3型ディスプレーを採用するノートパソコンで、Core i7-7700HQ(2.8GHz)、8GBメモリー、240GB SSDを搭載している。私がSTYLE-17FH053-i7-HNFSを使い始めて2週間ほどたつのだが、モバイルノートパソコン+ディスプレーで作業していたときより良くなったことが色々あった。

17.3型でもごつくなくスタイリッシュな筐体

天板はSTYLE∞のロゴのみとシンプルなデザイン。会社で使っていてもまったく違和感はない

 17.3型ノートパソコンといえば、GPUを搭載するゲーミングモデルが多い。ただ、筐体はごつくなりがちで、LEDがついていてビカビカと光るマシンも少なくない。

 対してSTYLE-17FH053-i7-HNFSはとてもシンプルで、天板も「STYLE∞」のロゴがあるだけ。マッドなブラックで、オフィスにおいてあってもまったく違和感のないデザインとなっている。厚さはおよそ36mmとそれなりにあるが、17.3型にしては薄いなと思わせるスタイリッシュな筐体だ。

厚さはおよそ36mmだがゴツさは感じない

 重さも約2.73kgと軽くはないが、持ち運ぶノートパソコンとして選んだわけではないし、社内での移動なら余裕で持ち運べる。モバイルノートパソコンをディスプレーに接続して作業していたときは、会議のたびにディスプレーから取り外して、戻ってきたら接続して……を繰り返していたので、この面倒な作業がなくなったのはとてもありがたかった。

持ってみるとあらためて大きいなと感じるが、片腕で抱えて持ち運べる

1画面にテキスト入力画面とウェブページが表示できる

モバイルノートパソコンでフルHDだと字が小さくて見にくいときがあるが、17.3型だと1文字1文字が大きく表示できる

 ディスプレーの解像度は1920×1080ドット。モバイルノートパソコンで解像度が高いと、映像はきれいなのだが文字が小さく表示されて見えにくいと感じることがある。長時間小さめの文字を見続けていると、目が疲れてしまい集中力もなくなってしまう。17.3型ディスプレーだとフルHDがちょうどよく、かつ映り込みの少ないノングレアなので、長時間の作業も快適だ。

 原稿を書く場合、機材のPDF資料やウェブ上に載っているスペックなどを確認しながら作業することが多い。STYLE-17FH053-i7-HNFSであれば、画面の半分をテキストエディタ、もう半分はウェブページやPDF資料を表示しても文字を小さくしなくて済むので、作業効率が上がった。

 ノートパソコン+ディスプレーのほうがどちらも大きく表示できるのは? と思うかもしれないが、ディスプレーの高さが違うため、テキストを入力するときと情報を確認するときにどうしても目線の高さを変えなくてはいけない。その繰り返しが面倒だなと私は思っていたし、目線をあわせるようにいちいち調整があるのも煩雑。同じ目線でどちらも表示できる17型ノートパソコンのほうが作業が早くなったのだ。

テンキー付きのフルサイズキーボードで快適作業!

筐体の分だけキーボードも大きいのでタイプしやすい。タッチパッドの両端に結構なスペースがあるが、そこに手のひらを置いてタイピングすればしっくりくる

 STYLE-17FH053-i7-HNFSは、テンキー付きのキーボードを採用している。モバイルノートと比べてキーが大きいので、タイピングもしやすい。たわみもなく打鍵感もしっかりしているので、タイピングでストレスを感じることはなかった。また、普段モバイルノートを使っていて意外と面倒なのが数字の入力。製品のサイズや価格など、この仕事をしていると数字を打ち込む頻度は高い。モバイルノートに慣れてしまっていたのでテンキーは使わないかも……と思っていたが、使ってみるとかなり便利だった。

 とくに普段右手で打ち込んでいた4~0は圧倒的にテンキーのほうが楽だ。最初はすべてテンキーで入力していたが、途中から1~3を上段にならんでいる数字キーで、4~0をテンキーで打つようになって、さらに入力が早くなった。テンキーには+や-、×(/)、÷(∗)のキーも配置されているので、単純な計算であればすぐに楽々入力できるようになる。

オフィスで使えるインターフェースも豊富!

 モバイルノートパソコンは、機種によっては薄さを重視するためにEthernet端子が配置されてないモデルが多い。会社で仕事をしていると、無線LANが不安定になった際に通信が遅くなってイライラすることがしばしばある。Ethernet端子は、心の平穏のために重要だ。。

 STYLE-17FH053-i7-HNFSのインターフェースは、左側にEthernet端子、ミニD-sub 15ピン、HDMI端子、USB 3.0(Type-C)端子、USB 3.0端子、右側にUSB 3.0端子、USB 2.0端子、ヘッドフォン/スピーカー出力端子、マイク入力端子を配置している。

左側にEthernet端子、ミニD-sub 15ピン、HDMI端子、USB 3.0(Type-C)端子、USB 3.0端子を配置。左側のUSB端子は外付けHDDを接続するのに使用している

右側にUSB 3.0端子、USB 2.0端子、ヘッドフォン/スピーカー出力端子、マイク入力端子を配置。USB 3.0端子はマウス、USB 2.0端子はBluetoothイヤフォンなどの充電に使用している

 しっかりとEthernet端子を備えているほか、HDMI端子、ミニD-sub 15ピンもあるので、会議室でディスプレーやプロジェクターに出力することも可能だ。会社によってはHDMI端子がないプロジェクターなどがあったりするので、そういうときにミニD-sub 15ピンがあるはありがたい。

 STYLE-17FH053-i7-HNFSは17.3型ながら光学ディスクドライブは内蔵していない。何年か前までは資料をCD-ROMでもらうことがあったが、最近はアップロードされたデータをダウンロードすることがほとんどだ。また、映画を観るにしても最近はほとんどHuluやNetflixなど配信サイトを利用しているので、私は光学ディスクドライブは必要ないと思っている。その分、STYLE-17FH053-i7-HNFSはスタイリッシュな筐体になっているので、個人的にはうれしい。

STYLE-17FH053-i7-HNFSのACアダプターは17.3型にしては小型。作業スペースが狭くならないのでありがたい

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