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第7世代Core i7-7700K、GeForce GTX 1080を搭載

Adobe RGB比100%の4K UHD表示が魅力! クリエイター向け17.3型「DAIV-NG7610」レビュー

2017年06月13日 11時00分更新

文● 山口優 編集○ASCII編集部

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 マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランド「DAIV」から、17.3型液晶ディスプレーを搭載した高性能ノート「DAIV-NG7610」が登場した。4K UHD(Ultra HD、3860×2160ピクセル)に加えAdobe RGB比100%という広色域に対応したIPS液晶ディスプレーを搭載しているのが大きな特徴だ。搭載するCPUやストレージ容量の違いなどで複数のモデルに分かれているが、今回はCPUに第7世代Core i7-7700K、GPUにNVIDIA GeForce GTX 1080を搭載した「DAIV-NG7610S1-SH5」を試すことができたので、実際に写真の現像や編集などに使用し、そのパフォーマンスと使い勝手をチェックしてみた。Core i7-7700Kは、通常デスクトップ機に利用されるCPUだけに高い性能を期待できそうだ。

マウスコンピューターの17.3型ノート「DAIV-NG7610」。4K UHD(3860×2160ピクセル)に加えAdobe RGB比100%という広色域に対応したIPS液晶ディスプレーを搭載しているのが大きな特徴だ
背面のデザインも、プロのツールらしい上質さが漂う「DAIV-NG7610」シリーズ
試用機の主なスペック
製品名 DAIV-NG7610S1-SH5
CPU Intel Core i7-7700K(4.20GHz/TB時最大4.50GHz)
メモリー 32GB
ストレージ 480GB SSD(SerialATAIII)、1TB HDD(SerialATAIII)
光学ドライブ なし(カスタマイズオプションにて内蔵可能)
ディスプレー 17.3型ワイド(3860×2160ピクセル)
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.2+LE、Gigabit Ethernet
インターフェイス USB 3.0端子×4、USB 3.1端子×2(うちひとつはThunderbolt3と共用)、HDMI端子、Mini DisplayPort端子×2、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、ライン入力端子、ラインアウト端子、eSATA端子(USB 3.0ポートと共用)、S/PDIF端子、マルチカードリーダー
本体サイズ/重量 約幅418×奥行き295.3×高さ40.9mm/重量約4.5kg
バッテリー駆動時間 約2.6時間
OS Windows 10 Home 64ビット

マウスコンピューター/G-Tune

厳密な色味の確認に適した広色域の液晶ディスプレー

 マウスコンピューターの「DAIV-NG7610」は、クリエイター市場に向けた高性能なノートPCだ。デスクトップPC向けの高速なCPUとグラフィックスを採用しており、写真編集や映像編集を快適に行なえる。また、4K UHD解像度(3860×2160ピクセル)に対応した高精細な液晶ディスプレーを搭載しているのも大きな特徴になっている。

4K UHD解像度(3860×2160ピクセル)、Adobe RGB比100%という高品質な17.3型ワイド液晶ディスプレー

 この液晶ディスプレーは、単に解像度が高いだけでなく、色域が広いのもポイント。マウスコンピューターは同モデルの工場出荷時に1台1台パネルの色域を測定してデータシートを同梱しているが、それを見ると今回試用した「DAIV-NG7610」評価機の色域はAdobe RGB比約116%となっている。この約116%というのは面積比であり、必ずしもAdobe RGBの色域をすべてカバーしていることを示しているわけではないものの、色度図を見る限りほぼ100%カバーしているようだ。念のためフリーの色度図作成ソフト「ColorAC」で計算したところ、Adobe RGBカバー率は100%となった。

「DAIV-NG7610」の工場出荷時の測定値をもとに作成した色度図。「DAIV-NG7610」の液晶ディスプレーの色域(黒線)は、Adobe RGBを100%カバーしている

 比較のため、色度図にsRGBとオフセット枚葉印刷(品質を重視した印刷物に使用される場合が多い)における印刷色の標準であるJapan Color 2011 Coated(以下、Japan Color)の色域もプロットしてみた。それを見ると、「DAIV-NG7610」の液晶ディスプレーはsRGBはもちろん、Japan Colorの色域をもカバーしていることがわかる。つまり、理論上は印刷物の標準規格の色をすべて画面上で確認できるということだ。

sRGB、Adobe RGB、NTSC、Japan Colorの色域をプロットした色度図。「DAIV-NG7610」(黒線)は、そのいずれをもほぼカバーしていることがわかる

 紙媒体のデザインでは、印刷見本を作成して色味を確認する色校正(ハードプルーフ)が重要になるが、「DAIV-NG7610」があればわざわざ紙に印刷しなくても画面上で高精度な色校正(ソフトプルーフ)が可能になるわけだ。

 ちなみに、ノートPCの液晶ディスプレーの色域はsRGBの70%程度ということも珍しくなく、そういった液晶ディスプレーでは当然ながらJapan Colorの色域をカバーしきれていないため厳密な色味の確認が行なえない。

 色度図を見てもうひとつわかるのが、緑から青にかけての領域の広さだ。Adobe RGBよりもさらに広くなっている。実際にデジタルカメラのAdobe RGBモードで撮影した新緑やエメラルドグリーンの海を表示してみたが、筆者がふだん使用している液晶ディスプレー(sRGBカバー率100%程度)ではくすんで見えた彩度の高い緑や青緑が、非常に鮮やかに再現されていた。

新緑やエメラルドグリーンの海も、非常に鮮やかに再現されている

 画質については、階調表現や色むら、輝度ムラなど、他の要素も関わってくるため、必ずしも広色域=高画質となるわけではないものの、「DAIV-NG7610」は階調性も優秀で色や輝度の均一性も高かった。いずれにしても、業務用ディスプレーに負けない性能を持った液晶ディスプレーであることは間違いない。

 もっとも、いくらいい液晶ディスプレーであっても、使用しているうちに経年変化によって色味が変わってしまうこともある。そのため、色にシビアなデザインの現場などで「DAIV-NG7610」を使う場合は、市販のカラーマネジメントツールなどを使って定期的にキャリブレーションを行なうことが望ましい。趣味で写真を撮っているという人も、ときどきWindows 10の画面の色調整機能で補正してみると、より液晶ディスプレーの性能を生かせるはずだ。

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