このページの本文へ

いくつの電波が、どこから、どれくらいの強さで到来しているかを連続的に可視化

ドコモ、リアルタイムで5G電波を見える化する技術を開発

2017年05月26日 18時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

色の点は送信アンテナから放射された送信電波のうち受信アンテナに直接到来した受信電波/オレンジ・黄色の点は送信電波のうち壁面などで反射をした後に受信アンテナに到来した受信電波。

 NTTドコモは5月24日、世界初となる5G電波の可視化技術「5Gリアルタイム電波ビジュアライザ」を開発したと発表した。

 電波の到来特性をリアルタイムで測定するデジタル受信処理装置と、360度カメラで連続撮影したライブ映像に測定結果を重ね合わせて解析するもの。いくつの電波が、どこから、どれくらいの強さで到来しているかをリアルタイムで視覚化できる。

システム構成

 5Gでの導入が検討されている6GHz帯以上の高い周波数帯の電波での実証実験に本装置を活用することで、ビームフォーミング機能などの技術の実現や、効率的なシステムの設計に役立てることが可能という。

カテゴリートップへ

灯油タンクで残量検知を実現!北海道の生活を守るIoTとは【熱量IoT】#3

動画一覧はこちら!