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1万円台の完全ワイヤレスイヤフォン「Beat-in」は小ささが魅力

2017年05月20日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 新興メーカー目白押しのトゥルーワイヤレスイヤフォンに、また新しいブランド「Beat-in」が登場。モバイル端末向けペリフェラルの輸入販売をするロア・インターナショナルが扱うブランドで「Beat-in Stick」と「Beat-in Power Bank」の2機種をラインナップする。

 カナル型のイヤフォン本体は共通で、直径13.9mm、長さ21mm、重さは片側4.4gというミニマルサイズ。イヤフォンと再生機器側との接続はBluetooth 4.1で、音声コーデックはSBCとAACに対応する。マイクを内蔵し、ヘッドセットとしても機能する。デザインは左右共通で「Beat-in mono」として単体販売があるのもおもしろい。

 StickとPower Bankの違いは、イヤフォンを充電するバッテリー内蔵ケース。Stickは250mAhバッテリー内蔵のリップスティック型。Power Bankは、容量が2100mAhあるのでイヤフォンの充電だけでなく、モバイルバッテリーとしても使える。

リップスティック型ケースのBeat-in stickはe☆イヤホンで1万5980円

モバイルバッテリー型ケースのBeat-i n Power Bankはe☆イヤホンで1万8990円

 ケースやイヤフォンの金属部分はアルマイト加工され、シルバー、ゴールド、ローズゴールド、スペースグレーの4色展開となる。使い勝手の面でケースの違いはかなり大きいので、まずケースから見ていこう。

バッテリー周りが気になるBeat-in Stick

 Beat-in Stickのケースは、両端にイヤフォン充電用の接点があり、ケース側のマグネットに吸着する形でイヤフォンを収納する。イヤフォン側の接点は、外周の金属パーツとノズル内のメッシュフィルターが兼用する。このためイヤフォンを頭からケースへ突っ込む格好になる。

 このケースは分割式で、中にmicroUSB端子が付いている。ここにケーブルを接続して内蔵バッテリーを充電するが、分割部もマグネット吸着式だ。おかげでケース全体の磁力はかなりのもので、ケースとイヤフォンを机の上に置いておくと、するするとイヤフォンが引き寄せられていくほど。

 Stickのケースは、USBケーブルを接続するために分割しなければならない構造で、ケースに給電している間はイヤフォンの充電ができない。ここが、使い勝手の点で、少々気になるところ。

 ケースのフルチャージまでに1時間半、イヤフォン本体の充電には1時間半。フルチャージされたイヤフォンは、最大約3時間音楽を再生でき、ケースでのイヤフォン充電は1回できる。ちょっとややこしいが、再生時間は結局計6時間ということになる。

 これで一日使うのには十分だが、もしケース、イヤフォンともにバッテリーが空になると、ケースを充電してから、イヤフォンを充電して……ということになり、3時間はなにもできない。もう少しルーズに使いたい、バッテリーに余裕が欲しいというニーズには、次のPower Bankが応える。

イヤフォン15回充電できるBeat-in Power Bank

 Beat-in Power Bankのケースも、イヤフォンとの接合はマグネット式。イヤフォン収納時は、ケースのスリーブにカバーされて脱落を防ぎ、取り出す際はケースの底を押し上げるとスリーブがスライドして、イヤフォンがにゅっと出てくる。

 このケースには、外部出力用のUSB端子も付いている。バッテリー容量が大きいのでフルチャージに2時間半を要するが、イヤフォンを15回フルチャージする余裕がある。

Stick/Power Bankともに、付属品はS/M/LのイヤーピースとUSBケーブル、そして取扱説明書

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