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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2017 第4回

知ったかできる自作パーツ基礎知識【ストレージ編】

2017年05月19日 12時00分更新

文● 山県 編集●北村/ASCII.jp

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 久々に自作PCに挑戦しようとする人のための応援企画として毎年お届している「アキバで恥をかかないための最新パーツ事情」。今年も、2016年から2017年にかけて登場した新製品を一気におさらいしよう。

 パーツショップを訪れても戸惑うことなく買い物を楽しむために、ここはひとつしっかりと勉強をしてから自作に臨みたい。それではさっそく、PCパーツの最新トレンドを振り返っていこう。第4回は「ストレージ編」だ。

2016年から2017年の最新ストレージ事情~SSD編~

パーツショップのSSD価格表。事前にある程度目星をつけておかないと、何を買っていいかわからない状況に。もちろんスタッフに目的を伝え、オススメモデルを紹介してもらうのもありだろう

 まずはメインストレージデバイスであるSSDの1年を振り返ってみよう。注目は主力SSDがNVMe対応製品になりつつある点。インテルはもちろん、AMDも「Ryzen」が登場したことで、どちらのプラットフォームでも基本的に帯域幅32GbpsのPCI-Express3.0 x4をサポートした。シーケンシャルリードが軽く2000MB/secオーバーのNVMe SSDが利用できるため、非常に高速なPCを組むことが可能だ。

Samsungの新型SSD「SSD 960 PRO」と「SSD 960 EVO」シリーズ。シーケンシャルリード3000MB/secオーバーを記録する高速モデルで、発売から半年経った今でも人気だ

標準でヒートシンクを備えるPLEXTOR製SSDの「M8Pe」シリーズも人気。ヒートシンクを装備したM.2 2280タイプの「M8PeG」とHHHLタイプの「M8PeY」があり、どちらもカッコいい

NVMe対応SSDの気になる熱対策

 NVMe対応SSDの本格普及に伴い問題となり始めたのが発熱問題だ。圧倒的なパフォーマンスを実現するNVMe対応SSDだが、サーマルスロットリングによる速度低下が課題となっている。そこで注目を集めているのが、各社から発売されているSSD用の冷却アイテムだ。最近では標準でヒートシンクを備える製品も多いが、NVMe対応SSDを導入する際には、合わせて発熱対策も施しておくのが自作の基本となりつつある。

1000円以下購入できるヒートシンクもあれば粘着シートタイプの製品など、実にさまざまなモデルが販売されている

aqua computerのM.2 SSD冷却アイテム「kryoM.2」シリーズ。M.2 SSD冷却アイテムの決定版として人気となっている

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