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42MP非圧縮RAW100枚のエクスポートの速度などを3つのアプリでチェック

ゲーミングPC「ideacentre Y700」は写真の現像処理にも使える!

2017年05月16日 09時00分更新

文● 林祐樹 編集●八尋/ASCII

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「ideacentre Y700」

 第3回(第1回第2回)は、「ideacentre Y700」でゲーム以外の用途を見ていこう。ゲーミングマシンはゲームの高負荷に耐える関係上、そのほかのタフな状況にも耐えることがデフォルトとなっているはず。つまり、延々とクリエイティブな作業をする場合にも頼れる相棒となってくれるのだ。今回は、昨今のカメラブームを踏まえて、ideacentre Y700で写真の処理をしてみたレポートをお送りしよう。

試用機の主なスペック
機種名 Lenovo ideacentre Y700(90DF00ESJP)
CPU Core i7-7700(3.6GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1060
メモリー 16GB
ストレージ 2TB HDD、256GB SSD
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
インターフェース(前面) USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、ヘッドフォンコネクター、マイクロホンコネクター、SDカードスロット
インターフェース(背面) USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×4、PS/2ポート、HDMI端子、DVI-D端子、DisplayPort×3
サイズ およそ幅206×奥行504×高さ479
OS Windows 10 Home(64bit)

3つのアプリケーションでエクスポートの速度、パラメーターを調整した際の挙動をチェック

 ASCII.jp読者の多くはRAWでの撮影が中心で、撮影後にRAW現像をエンジョイしているものと思われる。ということで、24MPのRAWデータでは面白くないので、チェックには42MP非圧縮RAW100枚(1ファイル約85MB)を用意して、エクスポートの速度、パラメーターを調整した際の挙動をチェックしてみた。インポートについては、いずれも即プレビューが作成されていったため、作業にあたり、問題ナシとしてカットした。

 アプリケーションは、「Lightroom」と「Capture One Pro 10」、「DxO OpticsPro(Elite)」の3つ。LightroomとCapture One Pro 10はミドルクラスの環境、もしくはノートパソコンでも気にせず使用できるアプリケーションだが、DxO OpticsPro(Elite)についてはマルチスレッド要求が多く、ハイスペック環境前提だ。LightroomとCapture One Pro 10もデータサイズによっては、やはり動作が遅くなるが、今回は42MPのデータでの検証だが、24MPの場合は、さらに快適な環境であると考えてほしい。

Lightroom

 パラメーターの反映は、総じて即。マウスカーソルでスライダーを調整するスタイルであれば、まず気になることはないだろう。MIDI 2 Lightroomを使用して、コントロールサーフェスを使用している場合も微妙な変更に対して、プレビューが即座に反映されるため、フィーリングを損なうことなく作業を進めていけるハズだ。ただバックグラウンドの負荷によってはWBの変更でつまづくことはあった。

Lightroomの設定はデフォルトのまま

 エクスポートは100枚に対して、WBの変更を適用し、さらに補正プリセットを適用した状態で、長辺1920ピクセル/72dpi/品質90で出力してみたところ、2分28秒で終了した。Lightroomを使用しつつ、ゲームも遊ぶのであれば、ideacentre Y700はちょうどいい感じである。

Capture One Pro 10

 パフォーマンス設定は、CPU:オート、GPU:オートを採用した場合。パラメーターの反映は大半は、Lightroomと同じく軽快なもので、調整設定をコピー→ペーストしてからの反映完了で2〜3秒と、作業性を失わない挙動だといえる。また大半の環境で重くなりがちな部分調整も、大規模なものでなければマスク処理の反映もストレスのないものだった。

 少し遅いかもと感じたのは、clarityとストラクチャの反映速度。他のパラメーターの反映速度と比べると、一瞬待つ感覚になりがちなのは覚えておくといいだろう。コントロールサーフェスTangent Rippleでの操作も良好なものであったことも付け加えておく。

ハードウェアアクセレーションの設定はデフォルトとした。GPUが高性能であるほど快適になる傾向が強い

 エクスポートは、長辺1920ピクセル/72dpi/品質90で出力で、1分16秒。これはCapture One Pro 10自体が基本的に出力は軽快であるため、順当なタイムだといえる。

DxO OpticsPro(Elite)

 マルチスレッド前提で、なにかと重いDxO OpticsPro(Elite)については、パラメーターの変更時のレスポンスは良好でストレスを感じることはなかった。DxO OpticsPro(Elite)をメインで使用する人口は少ないが、写真によっては使用する人は多いハズ。そういった場合であれば、ideacentre Y700のスペックであれば、十分に作業に耐えてくれるだろう。

デフォルトから、OpenCL有効化をオンに変更している。同時処理枚数は推奨されている2枚を選択している

 問題は出力なのだが、DxO OpticsPro(Elite)だけで考えると許せる速度になった。パフォーマンス設定は、GPU処理オン(OpenCL)、処理枚数2枚(デフォルト)で、16分44秒。出力設定は長辺1920ピクセル/72dpi/品質90である。またノイズリダクションPrimeを適用した場合は、95分20秒となった。

 Primeは精度の高いノイズリダクションなのだが、CPUを酷使するため、100枚連続出力すると、以上のような時間を必要としてしまう。10枚の場合は、9分1秒であったため、たまに使用するという人からすれば、十分な速度だといえる。なお体験版にはサンプルファイルが同梱されているため、自分のPCでPrime処理を実行してみてほしい。

3つの現像アプリケーションで動作良好!

 以上のように、ideacentre Y700は3つの現像アプリケーションにおいて良好な動作を見せてくれた。GPUがキモになるのだが、GeForce 1060で十分であるため、今回の構成をそのまま検討してもいいだろう。

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