ブレスレットは板バネ方式
調整には工具が必要
万年カレンダーと回転計算尺の説明は後述するとして、万年カレンダー腕時計が筆者宅に届いて一番大変な作業だったのはステンレスブレスレットのサイズ調整だった。
万年カレンダー腕時計は一般的なピンタイプではなく、最近ではそれほど多くはない板バネタイプだったのだ。
長さ調整には、ブレスレットの内側にいくつかある矢印(↓)の方向に板バネを押し出し、不必要な何個かのコマを取り外して長さを調整する。
ピン抜き棒やシリコン系のハンマーなどの腕時計工具があればそれほど面倒ではないが、工具がない場合は、有料でも近所の腕時計ショップに行ったほうが間違いないだろう。
腕時計を複数個所有しており、ベルト交換や調整などが億劫でない人なら、この際、安価な工具一式を買い揃えてもいいかもしれない。結果的に筆者の場合は3個のコマを抜くことでほぼベルト調整は終了した。
万年カレンダー腕時計のステンレスブレスレットのバックルには3個の長さ微調整穴が用意されているので、コマを抜いた後でも、そこそこ細かな調整も可能だ。
ブレスレットのバックルには、バックルの開放防止のためのしっかりしたロック機構がさらに備わっているので、アウトドアで腕時計を装着している腕を衣服で引っ掛けたり、どこかにぶつけても、その衝撃でバックルが勝手にアンロックすることはまずないだろう。
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