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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第181回

ZenFone 3 Max、AQUOS、RAIJIN、バッテリーが売りのスマホで巴戦

2017年05月15日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII編集部

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ボタン配置、ストラップホールの有無で差あり

 最後に外観チェック。3機種を並べるとやはりAQUOS SERIE miniが小さい。厚さは見た目ほどの違いはないが、5000mAhバッテリーのRAIJINは手に持つとずっしりと重く大ぶりだ。

当たり前だが、サイズ感には大きな違いがある

 ZenFone 3 Maxはメインキーをディスプレーに表示するタイプ。右側面に上から順に音量ボタン、電源ボタンを配置。上部にイヤホンジャック、左側面にSIMスロット兼microSDスロット、下部にmicroUSB端子。背面の指紋センサーは一見ボタン形状だがタッチタイプである。

メインのキーはディスプレー表示型。右側面にボタン類は集まっている

2万円前後の価格帯ながら、背面にはタッチ式の指紋センサーが。SIMスロットは2つあるがDSDSには非対応

 AQUOS SERIE miniもメインキーはディスプレー表示タイプ。右側面には上から順に音量ボタン、電源ボタン、さらにファンクションボタン(長押しでカメラ起動など)がある。上部にイヤホンジャック、左側面に防水カバーで覆われたSIMカード、microSDカードスロット。下部にmicroUSB端子とストラップホールがある。USB端子のデザインが見た目Type-Cっぽいのだが、実際は従来型のmicroUSBだ。

こちらもメインキーはディスプレー表示型。カスタマイズ可能なキーが用意されている

防水対応なのでスロット類はキャップの中。本体下部の端子はmicroUSB

 RAIJINはディスプレー下のタッチキータイプ。右側面はやはり上から音量ボタン、電源ボタンを配置。上部にイヤホンジャックとストラップホールがあるが、これがヒモを通しにくく、糸通しが欲しくなる。左側面にはSIMカード兼microSDカードスロット。下部にType C端子がある。背面の指紋センサーはZenFone 3 Maxと同じくタッチタイプ。

ディスプレーの外にタッチ式のキーが。左右の役割は入替可能。右側面にボタン類

本体下部にType-Cの端子。nanoSIM×2でDSDS対応だが、片方はmicroUSBと排他の仕様


スペックは高いが、キャリアスマホは料金がどうしても高め
というわけで引き分け!

 どの機種も一長一短ありで初回から引き分けと判断した。スペックだけを見ればAQUOS SERIE miniかRAIJIN。だがこの2機種トータルコストが高い。AQUOS SERIE miniはキャリアのスマホなので仕方ないとしても、RAIJINは料金というよりも実質3年契約という期間がネックとなる。

 一方のZenFone 3 Maxは圧倒的に安いものの、スペックは最近の機種の中では低め。性能を求めるなら、同じZenFone 3 MaxでもフルHD解像度/オクタコアCPU/3GBメモリーの5.5型がオススメとなる。

 次回はスピードチェック。なにしろ片手操作でのチェックだから大型スマホ2機種は文字入力が苦手だろう。果たしてAQUOS SERIE miniが圧勝するのか? お楽しみに。


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