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春のヘッドフォン祭 2017 第8回

コンビニでよく見る、あの会社のイヤフォンも

AKM製デュアルDACなのに、5万円以下と安い「Fiio X5」などお手頃DAPに注目

2017年04月30日 12時00分更新

文● 天野透/ASCII

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 4月29日と30日の2日間、東京・中野サンプラザで開催中の「春のヘッドフォン祭り 2017」。注目製品のリポートをお届けする。

AKMデュアルDAC搭載ながらお買い得な「Fiio X5」

AKMデュアルDAC搭載とは思えないほど安いFiio「X5」の第3世代モデル;500

 オヤイデブースでは、お手軽価格で人気のハイレゾプレーヤー“Fiio”から「X5」の第3世代モデルが初公開。768kHz/32bitまでのPCMと5.6MHzまでのDSDに対応するプレイヤーだ。さらに「AKM4490」チップをデュアル搭載し、SIMトレー式のmicroSDスロットが2ポート用意されているという贅沢仕様だ。しかもパッケージに色違いのケースが2個ついてくるという。発売日は5月12日で、市場想定価格は4万9680円。カラーはブラック/シルバー/レッドで、レッドは在庫が少なめとのこと。

レッドの在庫量はは少なめとのこと。購入を検討しているならば注意

ケースは3種類。このうち2つがパッケージに付いてくる

2万円台で買えるハイレゾプレーヤー

 伊藤屋国際のブースではSHANLINGのプレイヤー「M2s」などが初お目見え。M2sは従来機M2の小型版で新たにBluetoothに対応。6月下旬に発売予定で、価格は2万5000円程度を想定しているという。

お手軽ハイレゾプレイヤーM2が小さくなってBluetooth対応に

コンビニでよく見るあのブランドも、ヘッドフォン祭に初参加

 コンビニ向けのスマホアクセサリーなどで、名前をよく見かける多摩電子工業は「fineEars」というオーディオブランドを立ち上げてヘッドフォン祭に初参加した。

多摩電子工業の新ブランド「fineEars」。コンビニでスマホの「困った」に応えてきたメーカーが、オーディオに本格参入。画像はマイクユニットが付いたTSH-MG1

TSR-HR500は低価格なエントリーモデル

上位モデルのHR1000KはMMCXリケーブルに対応

HR900KはHR1000Kと基本構造は同じ、ケーブルが変更されたモデル

 1万2800円のMMCXリケーブルモデル「TSH-HR1000」、そのケーブル変更版で7980円の「TSH-HR900」、3980円のエントリーモデル「TSH-HR500」、そして2480円のマイク付きモデル「TSH-MG1」というラインアップを披露した。

 発売時期はいずれも6月から7月を予定しているという。

開発中のTSH-HR2000はハイブリッド型で、参考出展

 また、ハイブリッドモデルの「TSH-HR2000」も参考展示されていた。こちらはまだ開発中で、価格や発売日は未定。

英国のヘッドフォンブランド「mitchell & Johnson」

 初参加のコンチネンタルファーイーストは、4月に取り扱いが始まったヘッドフォンブランド「mitchell & Johnson」のラインアップ5製品を披露した。いずれも静電駆動形とダイナミック型のハイブリッドドライバーを搭載し、静電駆動に専用のアンプは必要ないという。価格はJP1が8万5000円、MJ2が8万円、MJ1が5万5000円、GL2が3万7600円、GL1が2万7600円。

訂正とお詫び:初出の際、価格情報が誤っていました。お詫びして訂正いたします。(2017年4月30日)

下位モデルのGLシリーズは円形のハウジングを採用で、GL1樹脂製

GL2からはハウジングに天然木材を採用

上位モデルのMJシリーズはハウジングが四角くなる。MJ1はウォルナット材を使用

MJ2にはチェリーウッドが使われている

最上位のJP1もチェリーウッドハウジングで、カタチは丸型。ちなみにmichell & Johnsonはキックスターターで開発費を募って誕生した新興ブランドとのこと

 シンタックスジャパンは、4月29日からRMEのDSD対応のDAC/ADC「ADI-2 Pro」に、インターネットジャパンの波形編集ソフト「Sound it!」最新版を無償でバンドルするとアナウンス。ADI-2 ProはDSD 11.2MHzのネイティブ録音が可能な機材だが、これまではDSDを手軽に録音・編集できるソフトがなかった。Sound It! の最新版ではDSD音源のネイティブ再生が可能なほか、768kHz/32bitのDXDに変換して編集し、DSDで書き出すことができるという。

DSDネイティブの録音に対応するADI-2 Pro。ただし今まではプロレベルのソフトウェアしかDSD録音に対応していなかった

DSDネイティブ録音・再生に対応した「SoundIt!」の最新版がRME製DACのバンドルソフトに。DSD制作のハードルがググっと下がった

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