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楽天市場で拠点受取が拡大、1―3月は2倍に…キャンペーンも好調

2017年04月28日 09時20分更新

記事提供:通販通信

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 楽天(株)が4月14日から4日間開催した再配達削減キャンペーン以降、「楽天市場」でコンビニエンスストアや宅配ロッカーなどの自宅外受取の利用率が上昇していることが28日、通販通信の取材でわかった。

キャンペーン後も高い利用率を維持

 楽天は「楽天市場」の対象ショップで購入した商品を1回の配達で受け取ると、「楽天スーパーポイント」を通常時の3倍付与するキャンペーンを4月14日から17日にかけて開催。キャンペーンの詳細な結果は集計中で公表されていないが、期間中に「コンビニ受取」などの自宅外受取の利用率が向上した。また、キャンペーン終了の翌週もコンビニ受取などの利用率が維持されているという。同社は同キャンペーンについて「ユーザー間の多様な受取り方法の認知向上に、一定の効果があった」と話しており、今回の結果を今後の取り組みに活用する。

 また、同キャンペーンのページは、キャンペーン終了後に環境省が主導する再配達削減の取り組み「COOL CHOICEできるだけ一回で受け取りませんかキャンペーン~みんなで宅配便再配達防止に取り組むプロジェクト~」の普及・啓発ページに切り替わり、楽天会員に向けて再配達削減につながる取り組みを紹介している。

 楽天は2014年5月に宅配ロッカー「楽天BOX」での受け取りサービスを開始。その後はヤマト運輸、日本郵便、佐川急便と連携し、コンビニエンストアやヤマト運輸直営店など受取場所を拡大するなど、拠点受け取りサービスを強化してきた。再配達問題が社会問題化したこともあり、今年の1月~3月までの自宅外受取率は、16年10月~12月と比較して、2倍以上増加している。

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